行きたい部署に直談判できる制度も

浅野 はい。育児休業は、最長でお子さんが2歳になる前日まで取得できます。復帰後は、2時間までの時短勤務が、お子さんの中学校入学まで可能です。

―― 育児休業を取得した後の復帰率はいかがですか?

浅野 育休を取得した方の93%は復職しています。当社は、子育て中の社員に限らず、在宅勤務も推奨しているんです。在宅勤務を活用して、子育てと仕事を両立している社員も多いですね。

―― 勤務地についてもお聞きしたいのですが、新入社員は最初は、各地の営業所に配属されるんですか?

浅野 新入社員で、営業職から仕事をスタートする人は約6割です。

―― いろいろなエリアに拠点がありますが、地方に配属される新入も多いんですか?

浅野 年によっても異なりますが、東京と大阪の配属がやはり多いです。新入社員が毎年50人ほどで、そのうち20人ほどは首都圏と大阪エリアで、30人がそれ以外の各地に配属されるイメージです。

―― なるほど。では、転勤はどれくらいの頻度であるんですか?

浅野 転勤も人によって異なりますが、だいたい、3~4年に一度はジョブローテーションがあります。首都圏内で異動するパターンもあれば、地方へ転勤することもあり得ます。

―― (18)営業から別の部署に行きたいなど、やりたい仕事を希望できる制度はあるのでしょうか。

浅野 社員が異動を希望できる、ダイレクトアピールという制度があります。次に行きたい部署の所属長にそこで働きたいという意思を伝えることができるんです。働きたい理由や、その部署で発揮できるスキルなどを書いたシートを提出してアピールします。100%通るとは限りませんが、ダイレクトアピール制度で希望の部署に異動できる人はいます。

―― 直談判できるのはすごいですね!

浅野 そうですね。それに、年に一度全社員が、キャリアデザインシートという自分がこの先ありたい姿や目指すキャリアなどを記載した資料をもとに、上司とキャリア面談を行います。短期的、また中長期的な異動の希望をすり合わせる機会があるんです。私自信も、去年の9月まで営業をやっていましたが、希望して人事部に異動となりました。そのように、いろいろなステップを踏んでいる社員が多いですね。

―― (19)では改めて、会社の社風はどんな感じですか?