汚れや臭い、洗剤残りもゼロを目指す「ゼロ洗浄」と、片手で簡単に洗剤が投入できるワンハンドプッシュといった画期的な機能で幅広い世代に売れた衣料用液体洗剤「アタックZERO」。商品の魅力や新しい使用スタイルを伝えるユニークな訴求方法も、ヒットの大きな要因だった。花王ファブリックケア事業部の山本理恵さんに、開発の道のりを聞いた前回に続き、アタックZERO発売後の施策について話してもらった。

(上)花王アタックZERO 老舗ブランド10年ぶりの大変革
(下)アタックZERO イケメン俳優5人をCMに起用したワケ ←今回はここ

 30年以上の歴史を持つ「アタック」ブランドの最新商品「アタックZERO」。開発を担当したファブリックケア事業部の山本理恵さんは、高い洗浄力だけでなく、片手で簡単に洗剤が出せるワンハンドプッシュなど今までにない機能を盛り込んだ。その新しさを幅広い世代に知ってもらうために踏み切ったのが、ブランドイメージの刷新だ。

発売11カ月で9000万本が売れた 花王アタックZERO/花王ファブリックケア事業部 山本理恵さん<ヒットを持続させたワケ>(1)若手男性俳優5人が洗濯を語るテレビCMで話題性獲得/(2)大都市を中心とした街頭広告で人に教えたくなる訴求を実施/(3)ブランドメッセージの発信でファンの共感を呼ぶ/(4)Instagramを使った訴求でさらに認知度アップ