2015年の登場以来、シリーズ累計3億5000万枚の出荷を突破したスタイリングライフ・ホールディングス  BCL カンパニーの「サボリーノ  目ざまシート」。それまでなかった朝用フェイスマスクという新しいジャンルを切り開き、20の国と地域での発売と支持を広げている。商品の企画・開発から宣伝・販売までを一貫して担ったのが、社長の号令で集まった「女子開発ラボ」の5人。そのメンバーである2人に、サボリーノの開発ストーリーとチームの仕事術について聞いた。

飲み会で「朝、化粧がめんどくさい」の声で生まれた

 「サボリーノ 目ざまシート」は、朝起きて60秒間顔に貼るだけで、洗顔とスキンケア、保湿下地までが整う時短コスメ。美容液で肌に潤いを与えて、はがすときにマスクで顔を拭きとることで角質や汚れも取れる。クールな使用感で、目覚めもスッキリ。朝は化粧に時間をかけたくないと願う女性を中心に大ヒットした。香りや機能が異なるタイプや夜用フェイスマスクなど幅広い展開も成功し、今や会社の看板商品だ。

大型商品に成長したサボリーノシリーズ。上から「サボリーノ お疲れさマスク28枚入(税抜き価格、1300円)」、「サボリーノ 目ざまシート32枚入(税抜き価格、1300円)、「サボリーノ 目ざまシートボタニカルタイプ28枚入(税抜き価格、1300円)」

 雑貨販売の「PLAZA(プラザ)」をグループ会社に持つスタイリングライフ・ホールディングスで化粧品の開発・販売を手掛けるBCLカンパニーに、社長直下のプロジェクト「女子開発ラボ」が発足したのは2013年8月。20代後半から30代前半、企画部、販売推進部、宣伝部、関東と関西の営業部からそれぞれ1人ずつ、5人の女性社員が集められた。

 コスメに限らず、等身大の20代、30代の女性が欲しいものを作ってほしい――そんな自由なお題を与えられた。そこで5人はまず、それぞれの部門で働く毎日で感じていることから自分自身のことまで、何でも語り合った。「とにかく飲みに行きましたね」と、現在はBCL全体の宣伝を担当している御殿谷(みどのや)りえさんは笑いながら振り返る。

 すぐに打ち解けたメンバーたちの会話の中である日出たのが「こうやって飲んだ次の日の朝も、ちゃんとお化粧しないといけないのって面倒くさいよね」。朝はとにかく眠いから1分でも長く寝ていたい。じゃあ、朝のスキンケア時間を短縮できるアイテムを作ろうという発想が、「サボリーノ」の出発点だった。

注目
(1) 「女子開発ラボ」が発足。本業ではなかった
(2) とにかく飲みに行って結束力を高めた
(3) 本心で語り合えたからこそ、本音発の商品
開発を担当した女子開発ラボのメンバー、大小原碧里さん(左)と御殿谷りえさん(右)