『子供がずっと欲しかった 事実婚妻が体験した妊娠・出産のこと、全部。』の著者である、はあちゅうさんは、事実婚した後、妊活を経て、無痛分娩で2019年9月に第1子を出産しました。「人生全部コンテンツ」をモットーとする、はあちゅうさんが今感じていることとは? 第6回のテーマは「妊娠・出産とキャリアの優先順位」です。

「産むか」「仕事をするか」なら、「産む」を優先したほうがいい

 結婚や出産とキャリアのバランスをどう取るか――。

 これは正解のない問いだと思います。でも、「産む」か「仕事をするか」という選択があったとしたら、私は「産む」を選択したほうがいいという考えを持っています。

 もちろん結婚も出産も相手ありきのこと。かつ、自分の意志でどうなるものでもありません。でも、意志でどうにかなることではないからこそ、「産む」を優先させるほうがいいのではないかと思うのです。

 私自身は、「高齢出産と呼ばれ始める35歳になるまでに子どもが欲しい」と30代前半の頃から思っていたのですが、思うように順調には行きませんでした。とはいえ、あまり苦労なく子どもができたほうだとは思いますが、子どもをつくるための行動を始めてから妊娠するまでの期間をとても長く感じました。

 「子どもができるかできないか」って本当に奇跡の連続だと感じますし、コントロールできるものではないと思い知りました。

12月中に「クリスマスっぽい」ことをするという小さな野心を、旅先でかなえました。 息子にはアマゾンで買ったサンタさんのお洋服を着せています
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