「会議やプレゼンで意見が伝わりにくい」「ビジネスシーンで、なぜか子どもっぽく見られる」…。その原因は、実は「話し方のトレーニング」が足りていないことにあるかもしれません。自分の声と話し方に自信を持つための方法を、アナウンサーの魚住りえさんが教えてくれます!
日経doorsアカデミー 伝わる「話し方」実戦トレーニング
日経doorsアカデミー 伝わる「話し方」実戦トレーニング
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1オンラインで損する話し方 4大NGと処方箋 魚住りえ
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2話し方は技術 「いい声」鍛えるトレーニング
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3相手の心を動かせない残念な話し方 改善するには
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4「ロジカル」だけでは説得できない 成功をつかむ話し方
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5大切なのは論理より感情 話し方を改善する実践ワーク←今回はココ
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6「なんか」「えっと」… 悪印象を与える口癖 直すコツ
ビジネスシーンで今すぐ役立つノウハウをお届けする「日経doorsアカデミー」。「話し方」編の第5回は前回に引き続き、魚住りえさんが独自に編み出した「朗読トレーニング」のやり方を伝授してもらいます。
構成をつかんだら音読へ
こんにちは、アナウンサーで、ボイス・スピーチデザイナーの魚住りえです。前回記事(「ロジカル」だけでは説得できない 成功をつかむ話し方)では、朗読トレーニングは「黙読→音読→朗読」の3ステップで行うこと、また1つ目のステップ「黙読」では、「起承転結」や、下に挙げた「構成」を意識することが大切であると説明しました。
黙読するときに意識する「構成」5つ
■導入
■問題意識
■具体例
■補足
■結論
■問題意識
■具体例
■補足
■結論
これから朗読しようとしている文章について、「最も面白いと思うところ」をまず見つけるのが、一番重要なポイントでしたね。
次ページから、いよいよ声に出して読んでいきますが、ちょっとした作業が必要になります。色付きのボールペンかマーカーなどを手元に用意しておきましょう。