今まで築いてきた「信頼できるつながり」を軸に、キャリアに役立つ情報や、自分にマッチする仕事・新しいつながりと出合えるキャリアSNS「YOUTRUST」。累計ユーザー数は2021年12月時点で10万人を超え、急成長を遂げています。立ち上げたのは、注目の起業家、岩崎由夏さん。この連載では「令和の女性のロールモデルになりたい」と語る岩崎さんの素顔や仕事論に迫ります。

 こんにちは、岩崎由夏です。半年間続けてきたこの連載も、早いもので最終回となりました。今回は「これからのキャリアの築き方」がテーマです。私がYOUTRUSTという事業を通じて、さまざまな人の働き方に触れてきた経験からお話ししてみたいと思います。

 私と同世代である20~30代を見ていると、1つの企業に縛られるのではなく、転職や副業といった機会を上手に活用しながら、キャリアを主体的に切り開いていこうとする人が増えています。これは、非常に正しい戦略だと思います。

 企業が終身雇用を前提にしていた時代は終わりを迎えているからです。目の前の仕事に全力で取り組むのは当たり前。それと同時に、仕事を通じて得られた知識やスキルを「社外でどう生かせるか」ということにも気を配っていかなければなりません。

 今の自分ができることは何か。その知識・スキルは、人材市場でどれくらいの価値を持ちそうか。5年後あるいは10年後、その価値は上がるのか、下がるのか。自分に「タグ」を付けていくようなイメージで、言語化していくことを心掛けましょう。

 つまり、外の世界に踏み出しても堂々と「打席」に立てる自分でいること。そのために、日ごろから「ベンチに入っておく」意識を持つことが大切だというわけです。

「日々のニュースの中にも、これからのキャリアを考える上で重要になるキーワードがあふれています」
「日々のニュースの中にも、これからのキャリアを考える上で重要になるキーワードがあふれています」