「冷静にならなければ」と思いつつも、ついイライラしてしまうことはありませんか? 仕事では何とか怒りを抑えられても、「気心の知れた身近な人に八つ当たりしてしまう」という人もいるはず。しかし、イライラするたびに落ち込み、周囲との関係がこじれてしまうのは非生産的。そこでこの機会に学びたいのが「アンガーマネジメント」。コミュニケーションのプロで、日本アンガーマネジメント協会理事の戸田久実さんが、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング講座を開講します。

日経doorsアカデミー もう怒りで後悔しない アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは、「怒りとうまく付き合うための心理トレーニング」のこと。つい感情的になって怒鳴ってしまったり、売り言葉に買い言葉で暴言を吐いてしまったりすることを防ぐ方法をお伝えした前回「怒りのピーク『6秒』にすぐ効く! 5つのテクニック」に続き、今回は過去のイライラにとらわれてしまったときの対処法をお伝えします。

過去のことを思い出してイライラする「思い出し怒り」

 日経doors読者の皆さん、こんにちは。「伝わるコミュニケーション」をテーマに、民間企業や官公庁で研修や講演を行っている戸田久実です。

 皆さんは、ふとしたことをきっかけに、「過去のことを思い出して怒りがこみ上げてくる」という経験をしたことはありませんか?

 「何であのとき、あの人はあんなことをしたのだろう?」「どうしてあんなことを言われたのだろう……」と、昔の出来事を思い出しては、さらにイライラを募らせたことがある人は多いかもしれません。今回は、そうした「思い出し怒り」に対処する方法をお伝えします。

「思い出し怒り」をしやすいと、怒りが別のものに変化することがあります
「思い出し怒り」をしやすいと、怒りが別のものに変化することがあります
「思い出し怒り」をしやすい「タイミング」には注意が必要です
「思い出し怒り」をしやすい「タイミング」には注意が必要です
次のページから、「思い出し怒り」への具体的な対処法を紹介します
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