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逆境を乗り越えろ 30代リーダーの心得

不妊治療と仕事の両立 スキルを強みに壁を乗り越えた

キャリアの壁は誰しもに訪れるもの つらいときほど数年後のありたい姿を想像する

WRAY(レイ)代表取締役 谷内侑希子さんは外資金融で営業職を経験後、スタートアップ企業でやPR会社で商品開発、マーケティング、経営企画のスキルを磨き、今年4月「女性のベストパフォーマンスをサポートする」をミッションに掲げて起業。13年間のキャリアの中で生理不順をはじめ、切迫早産、不妊治療、PMS(⽉経前症候群)など女性特有の体のトラブルを経験した。最終回では、仕事を調整しながら進めた不妊治療の経験とチームマネジメントのコツについて聞いた。

(上)WRAY谷内侑希子 生理不順で自信喪失 起業を決意
(中)コロナ禍中4500万円の資金調達に成功 ゼロイチの挑戦
(下)不妊治療と仕事の両立 スキルを強みに壁を乗り越えた ←今回はここ

体質に合う治療が見つからず、悩んだことも

 ベビースキンケアのブランドを運営するN&Oライフで取締役を務めていた頃、第2子を考え、不妊治療を受けました。それでも妊娠に至らないということが何度も続き、期待と落胆でそのたびに精神的にもつらい。人によっても違うのですが、私のケースでは体質に合う治療が見つからず、どうしたらいいのか八方ふさがりになることもありました。

 プライベートが順調にいかないと、仕事も気持ちが引っ張られてしまう部分があります。実際に、不妊治療は心身ともに治療の負担は大きく、それで仕事を辞めてしまうケースも聞きます。それも見聞きしていたので、感情の起伏を職場に持ち込まないように意識し、仕事を辞めたいと思ったことはありません。仕事を辞めることでどれだけ妊娠力が上がるのかが明確ではないですし、もし辞めて妊娠できなかったら私はもっと後悔する。そんなふうに考え、治療と仕事の両立するためにできるアクションに目を向けるようにしました。

 それでも、一番大変だったのは物理的な時間の確保です。私の場合は1週間から隔週間隔で通院し、往復時間も考えると1回約3時間かかりました。平日の昼間、定期的に3時間を取るって、相当大変です。通う時間はできるだけ土曜日や平日夕方を選びましたが、上の子もいましたし、結構長い間通うことになったので、しんどい時期は勤務時間を短縮したり、リモートワークを活用したり、働き方を上司に相談しながら調整させてもらいました。

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