将来に漠然とした不安を感じたり、自分のなかでコンプレックスを感じたり。そんなときにどう自分と向き合い、立ち直ればいいでしょう。数々の不安やコンプレックス、プレッシャーと対峙し、それを乗り越えた著名人に話を聞きました。

 競争が激しい芸能界で、長年最前線を走る人気者のお笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさん。そんな黒沢さんも30代は迷い悩む日々が続いたそう。それを見事に吹っ切り、新しい分野へと仕事の幅を広げています。トリオではなく、一人で番組出演をする機会も増えてきました。そんな黒沢さんのプレッシャーやストレスのはけ口となったのが、東方神起(韓国出身のボーカルユニット)の存在。東方神起のファンになることによって黒沢さんにどんな変化が生じたのか、を聞きました。

黒沢かずこ 30代で東方神起にハマって世界が変わった



 「日本一親しみやすいモデル」として、YouTubeでも活躍中の「あみしぃ」こと石井亜美さん。前向きな亜美さんですが、相手と比べて自分は周りよりも遅れているんじゃないかと焦ってしまったり、漠然とした将来の不安を持ったりすることも。そんなときは「自分の強みや、自分の良い点を見つけて、伸ばす」ことに目を向けていくように、心掛けているそう。そんな亜美さんが自分の良い点を見つけて伸ばすために実施している方法を聞きました。

石井亜美に聞く 不安と向き合い理想に近づくノウハウ



 映画コメンテーター、声優、女優など、マルチに活躍するLiLiCoさんですが、無数にコンプレックスを抱えているそう。だからこそ、「コンプレックスに執着するのではなく、解決策を考えるようにしている」と言います。「自分の嫌いな部分は、考えれば考えるほど増えていく。だからこそ、『自分でどうにかできること』に目を向けて、自分を成長させています」。では具体的にどう実践しているのかを教えてもらいました。

LiLiCo 無数のコンプレックス 自分研究で解決



 「異色の臨床心理士」として注目を集めるみたらし加奈さん。「誰かの行動が変わるヒントになれば」という思いから、実体験に基づいたメンタルヘルスをはじめ、ジェンダーやセクシュアリティなど社会問題に関する情報発信を行っています。「優秀な人や仕事のデキる人を近くで見ると、劣等感を持ってしまう」「自己肯定感が低く、人間関係をうまく保てない」と悩んでいる人に向けての対処法を教えてくれました。

人と比べて落ち込む 自己肯定感が下がったときの対処法



 28歳でマサチューセッツ工科大学(MIT)の助教、32歳で東京大学特任准教授、33歳で東京芸術大学デザイン科准教授に就任……とキラッキラな人生を歩んでいるかに見える、アーティストのスプツニ子!さん。そんなスプツニ子!さんも「気分の浮き沈みがそれなりにあるということもあり(苦笑)、メンタルのマネジメントはそこまで得意じゃない。落ち込んだりへこんだりすることもたくさんある」と言います。だからこそ、いくつかライフハック的に実践していることがあるそう。具体的な7つの方法を教えてもらいました

スプツニ子! 私が実践する「メンタルケア7つの方法」



構成/日経xwoman doors