華々しく活躍しているように見える人たちも、かつては挫折や絶望を経験していることがあります。日経xwoman doors編集部ではどうやって乗り越え、糧にしていったのかを彼女たちに取材しました。

山口真由さん 輝かしい経歴の裏には

 東京大学法学部を全単位「優」で卒業後、財務省の官僚を経て、弁護士になり、2015年には米ハーバード・ロースクールに留学し、ニューヨーク州弁護士に登録……という輝かしい経歴を持つ山口真由さん。しかし、自信満々で入省した財務省でミスを連発し、「自分は仕事ができない?」と悩む日々。2年目で辞めて弁護士になるも職場で干され、退職するという挫折を経験したそう。転職活動にも全敗し、逃げるようにロースクールに留学してからが、本当のどん底だった……。どうやって乗り越えたのか、山口さんが赤裸々に語ってくれました。

山口真由 東大「全優」で卒業も仕事ができず泥沼の日々



山口真由 転職先決まらず米国へ逃亡&運命の出合い



自己破産から学んだこと

 東京大学卒業後、メガバンクに入行。その後、フリーランスの営業として独立するも、不動産投資に失敗し31歳で自己破産を経験した矢内彩さん(32歳)。当時は「自己破産=人生終わり」と毎日最悪の気持ちで過ごしていたと振り返ります。しかし、自己破産の経験を糧にし、現在はビジネスパーソン向けコーチングとコンサルティングで活躍。人生最悪の経験から何を学ぶことができたのかを聞きました。

矢内彩 メガバンク勤務するも30歳の壁 海外勤務断念



矢内彩 31歳で自己破産は新たな一歩のための決断