今のままでいいのかなとモヤモヤを抱えている人も少なくないのでは?そんなときは、自ら悩み、決断し、自分らしい道を切り開いてきた人々の例に学ぶのが一番。日経xwoman doors編集部ではさまざまなロールモデルを取材してきました。試練や失敗を経てつかみとった活路とは? 読後はたくさんの学びを得られるだけでなく、前向きな力がわいてくるはずです。

一度は諦めた夢や目標

 楽譜を見ない奏法、「耳コピ」による即興演奏で話題を集めるピアニストYouTuber、ハラミちゃん。2019年から、ストリートピアノを演奏する動画をYouTubeで配信し、総再生回数は3億回超、チャンネル登録者数は約170万人(21年6月現在)。今でこそ、その指から生み出される彩り豊かな音色で、多くの人を魅了しているハラミちゃんですが、音楽の道を諦めた過去があります。しかし、なぜピアニストとして活躍するに至ったのでしょう。その軌跡を聞きました。

ハラミちゃん 動画再生3億回超ピアニストの挫折経験



 ツイッターのフォロワーは7万人超え、著書も次々と出版し、今注目の恋愛・就活ライター、トイアンナさん。だが、数々の壁にぶち当たってきたそう。最初の壁は順調にキャリアアップを続けていた27歳のとき。夫の英国への海外転勤が決まり、キャリアを中断し同行することに。しかし、「キャリアを諦めた」という思いが夫婦関係の溝を作り、その後離婚。異国の地で、たった一人でキャリアを再スタートさせることに。そこから人気ライターとなるまでの道のりを教えてもらいました。

トイアンナ 夫の海外赴任同行も離婚 絶望からの転機



 シンガーソングライター/作詞作曲家の草野華余子さんは多くの人気声優やアーティストに楽曲や歌詞を提供し、自身もライヴ活動やアルバムをリリースするなど、幅広く活躍しています。歌手のLiSAさんに楽曲を提供した「ADAMAS」「紅蓮華」の大ヒットも記憶に新しい。そんな草野さんは、20代のころは「失敗の連続」だったそう。28歳のときは、曲も書けないし、声も出ない、奈落の底に落ちた「空白の期間」を過ごすことに。そんな、草野さんが再び曲作りにまい進し、音楽に向き合うようになれたのはどのようなきっかけがあったのでしょう。詳しく教えてもらいました。

「紅蓮華」作曲家 草野華余子 情熱と声を失ったあの日



草野華余子 チームで紅蓮華制作、死ぬまで音楽と生きる