前回、自分だけ熱量が違うLINEグループを「今の私にはしんどい」と言って抜けたと話していた近藤春菜さん。価値観やライフスタイルが多様な20~30代の人間関係において、「仲の良い友人と反りが合わなくなる」「居心地の悪い場所に身を置かなければならない」シーンは少なからずあります。そんな時、春菜さんはどうしているのでしょうか?

きょう、春菜さんと考えるのは、
「居心地が悪い人間関係への対処法」

(読者の「あるある」)
◆「結婚=幸せ」という世間の風潮で肩身が狭い
◆既婚の親友と未婚の私。価値観やライフスタイルの違いから、ときどきギクシャクする
◆友人や職場のマウンティングから解放されたい

 ライフイベントで大事にしているものや物事の見え方が違うのに、自分の考えは言わず、周囲に話を合わせてモヤモヤッとした経験、私にもあります

 「第1次結婚ラッシュ」「第2次結婚ラッシュ」という言葉があるように、特に、結婚に関する世間の風潮は根強いですよね。私も20代のときは、親に心配をかけたくないし、その場の空気を読んで当たり障りなく「結婚は30歳までに」と答えていた時期がありました。

 でも、ふと「私、本当に結婚したいんだっけ?」「誰のために思ってもない答えを言っているのだろう」と自問したときに、「今、結婚願望はないな」と自分の思いに気づけたんです。焦らず、自分の気持ちを大切にするようにしています。

「ちょうど今、生き方や働き方だけじゃなくて、コロナへの向き合い方1つとっても、『この人とちょっと価値観が違うかも』という気づきがあった人は多いと思います」
「ちょうど今、生き方や働き方だけじゃなくて、コロナへの向き合い方1つとっても、『この人とちょっと価値観が違うかも』という気づきがあった人は多いと思います」