キャリアのターニングポイントは3つあった

千葉優子さん
トライフォート AI事業・開発部 副部長
2008年に人材業界のインテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社、医療特化の人材紹介会社を経て、2015年にサイバーエージェントグループ、事業開発のシロク(東京・渋谷)で人事として経験を積む。2017年にゲーム開発のオルトプラスベトナムに転職しオフショア事業の経営戦略部へ。2019年6月に帰国し現職、AI関連の事業としてVチューバー向けライブ配信アプリ「GooMe(グーミー)」や開発のオフショア活用に携わる。

 続いて、海外就労と転職の経験を持つゲストスピーカー、千葉優子さんを交えた座談会が行われました。

 34歳にして複数回の転職を経験している千葉さんは、キャリア上の大きなターニングポイントは3つあったと言います。1つ目は人材業界からIT業界への「業界」のチェンジ。同時に、キャリアコンサルタントから人事への「職種」のチェンジ。そして、日本からベトナムへの働く「国」のチェンジです。

 さて、千葉さんはこの3つの転換点をどう乗り越えたのでしょう。

千葉さん(以下、敬称略) まず職種のチェンジについては、それまで従事していたキャリアコンサルタントの仕事で、企業の人事担当者と会う機会が多かったため、企業人事担当の動き方が分かっていたので自分にも人事の仕事ができるのではないかと思いました。

 業界のチェンジについては、転職先の会社の代表と入社前に擦り合わせを行う中で、業界は違えど社風は似ていることが分かり、スムーズに移ることができるのではと予想し、それが当たりました。

 働く国のチェンジについては、私にはもとからベトナムへの強い興味がありました。幼少の頃からジャーナリストになりたいという明確な思いがあり、ベトナムに関して、近代の戦争の傷跡について本を何冊も読んで調べたほど思い入れがあったんです。新卒の就活でも、ある会社からベトナムで働いてみないかと誘われた経験もあり、いつか仕事で行ってみたいという希望があったので、ベトナムへの転職はハードルが低かったのです。