違和感のある会社に居続けるより、新しい環境へ

 海外転職も視野に入っている参加者の皆さんから、千葉さんに多くの質問が寄せられました。


参加者 千葉さんのポータブルスキルを教えてください。

千葉 ポータブルスキルというと難しく聞こえますが、結局は「自分の好きなことは何か」ということだと思います。私は人に興味があります。例えば、仕事で人に会うと、その人の良いところを見つけるのが得意です。その人がどういう思考で生きているのかを把握し、その人の強みをどうやって伸ばせるのかを自然に考えています。また、新しい職場に飛び込んだ時に、説明されるより、空気を読んだり、人との会話から組織の状況を立体的に把握したりすることも得意だと思っています。

参加者 どうすれば、ポータブルスキルを身に付けることができるのでしょうか。

千葉 何を軸にキャリアを構築したいかに尽きると思います。単純な話、自分の「好きなものが何か」を知っているか、ということです。これを知るためには自分と対峙し続けるしかありません。例えば何か嫌なことがあったときに、どうしてそれを嫌だと感じたのか。嬉しいと思ったときには、どうして嬉しいと感じたのか……というように、自分の感情を深掘りする練習を積むといいと思います。私はふと思い付いたときにパソコンやスマホにメモをしておいて、1カ月後に読み返したりしています。何が自分の気持ちを動かすかを考えてみてください。

参加者 今回、日本への帰国を決断した理由は?

千葉 日本に戻り、再度自分のスキルのレベルアップをしたいと感じたからです。ベトナムでは180人の現地のエンジニアやデザイナーの中で勤務していましたが、それまでの自分と同じようなスキルの持ち主が身近に全くおらず、刺激が足りないように感じていました。また、日本に出張した際や、各国で就業している友人知人の元に出向き話しをする中でも、自分のスキル不足を感じ、「ベトナムでの仕事に一旦区切りをつけ、今度は日本で働いて新たなスキルを磨く時期が来たのではないか」と思いました。