新卒で入社した日本アイ・ビー・エムから、働き方改革を専門とするベンチャー企業のビジネスウォリアーズ(東京・千代田)に転職した中村茉衣さん(29歳)。多忙を極めた前職で、いったん仕事量をセーブしたとき、ふと「今死んでも後悔しないか」という問いかけが頭に浮かんだと言います。なりたい自分とは? 理想の未来とは? 真摯に自分と向き合うことを決めた中村さんは、オリジナルの「理想ノート」でマインドをセット。転職を経て公私ともに充実した毎日を手に入れた今は、自身の得意分野を存分に生かして複数の職種をこなす活躍を続けています。

中村茉衣さん 2013年9月、上智大学卒。14年4月~18年1月 日本アイ・ビー・エム勤務。モバイルで座椅子を活用した業務アプリのローカライゼーション、モバイル導入による業務生産性向上・効率化のコンサルティングプロジェクトに従事。18年2月にビジネスウォリアーズ入社

グローバルな活躍目指し、日本アイ・ビー・エムに入社

 商社マンの父と、父を支える母のもとに生まれた中村茉衣さん。父の仕事の都合で、小学校2年生から中学校1年生まではインドで暮らし、帰国後はインターナショナルスクールを経て上智大学国際教養学部国際教養学科に進学しました。

 グローバル人材を目指して学びを深めた学生生活は、今もお付き合いを続けるパートナーとの出会いもあって、非常に充実していたと中村さんは振り返ります。卒業後は「父のように世界で羽ばたける人材になる」という夢を追いかけて、日本アイ・ビー・エムに入社しました。

 「入社後は、インドの開発チームとの共同プロジェクトとしてモバイルアプリのローカライゼーション、カナダのデザインチーム、インドの開発チームとの共同プロジェクトとして航空整備士アプリの業務要件定義などに携わりました」

 3年間の在職期間中、中村さんが関わったプロジェクトは、グローバルプロジェクトを主として実に5つ。幼少期から大学まで、多国籍な人々の中で過ごした中村さんならではの強みである英語と、幼いころから好きだったというデザインの才能を十分に発揮していたことがうかがえます。

 中村さんは、社内外問わず、さまざまなプロジェクトに関わってきました。その業務は主務のコンサルティングだけでなく、UI・UXデザインや社内の研修講師を担当するなど多岐に及びました。例えば飲食チェーン向けにはビッグデータを活用した売り上げ向上ツールの導入支援、エンタープライズ向けiOSアプリケーション作成ではローカライゼーションやUI/UX デザインを担当など。さらに新人向けやアプリケーション説明のための社内研修講師も務めていました。

中村さんの自分年表。就職後に下がっていったモチベーションを上げるために、中村さんはどのようなアクションを起こしたのでしょうか