転職して、何がよかった? マイナス面は?

 アンケートで「転職経験がある」と答えた日経doors読者に、本音の体験談を聞きました。転職してよかったという人の多くは給与や仕事のやりがいが「アップした」と答えています。逆に、転職したら「こんなはずではなかった」という理由は幅広く、残業時間の増加や、あらかじめ聞いていた業務内容と実際とのギャップ、チームや社風が自分に合わないといったもの。また、転職エージェントを利用した人に、エージェントサービスの感想や意見もうかがいました。

 編集部では、さらにTさん、Sさん、Mさんの3人の転職について取材。いずれの方も給与や処遇、仕事の裁量に不満を持ち、転職アクションを起こしました。転職して満足度が高まった3人の貴重なアドバイスをぜひ参考にしてくださいね。

転職のメリット
・残業が減ったにもかかわらず、収入は各段にアップした
・契約社員から正社員になり、年収が倍増した
・やりたかった経理事務の仕事につけた
・業務の幅が広がった
・自分の裁量が広がり、キャリアプランが明確になった
・転職のたびに会社の規模が大きくなり、ステップアップしている実感がある
転職のマイナス面
・残業が激増した
・面接で聞いていた仕事内容と実際の業務が異なり、戸惑いがある
・人手が足りず、プライベートな時間がほとんどない
・上司がワンマンなのでチームの雰囲気が悪い
・年功序列の風土があり、昇進スピードが落ちた
・人間関係が希薄でチームの仕事がやりづらい
・先進的で自由な社風から家庭的な社風に変わり、なかなかなじめない
転職エージェントへの本音、転職後に関する意見
・エージェントが会社の詳しい情報や業界についてレクチャーしてくれたので、心強かった
・エージェントは有名企業にばかり注力する印象で、企業によっては情報不足を感じた
・エージェントの担当者には色々なタイプがいる。自分に合う人に出会えるかどうかがポイントだと思う
・転職するタイミングが繁忙期で、上司から圧力があった
・転職したいと上司に伝えたところ引き留めにあい、別の上司にかけあってやっと進捗した
・転職しても当時の仲間との交流が続いている。人脈が広がってありがたい
・業界内で悪い噂を流され、転職後も苦労した。その後、全く別の業界に転職した