以前よりも「起業」や「独立」のハードルが下がった今、組織に属さない働き方も増えています。その中で、フリーランスや個人事業主ではなく、「社長」として働く選択肢も出てきました。しかし、思い描いた事業を自分で経営するにはどうすればよいのでしょうか。

企業広報として大手企業から中小企業まで幅広い業界のPRを担当し、フリーランスとして独立した木本美紅さん。2014年にmikuPRを立ち上げ、9期目を迎えようとしています。持ち前のコミュニケーション能力を発揮して企業の広報室を立ち上げるなど、法人向けの広報委託事業や広報担当者の育成事業を展開中。「1人社長」として活躍するための「超ノウハウ」を1人社長の先輩、木本美紅さんが伝授します。

「肩ひじ張らない」「頑張りすぎない」が成功のカギ

　前回、自分史上最高に稼ぐノウハウとして、具体的な副業の進め方について私の失敗談を交えてお伝えしました。今回は、超簡単な会社経営と事業の育て方についてお話しします。

　私が個人事業主ではなく、会社経営を選んだのは、仕事の幅が広がると考えたからでした。「社長」という肩書のおかげで人脈が一気に広がり、それに伴いいただく仕事の数もグンと増えていきました。

　それでは、いざ起業しようと思ったとき、まず何から始めるのがよいでしょうか？ 私も副業時代を経ていろいろと考えました。その結果、1人社長だからこそ外からの目を気にせず、会社の隅々まで目や手が行き届くスケールでの起業をおすすめしたいです。

　mikuPR起業時のお恥ずかしい話も交えながら、ズバリ、肩ひじを張らない「頑張りすぎない」起業と経営についてお伝えします。