どこで働くか、誰と過ごすか、どんな人生を歩むのか――。選択肢を自由に選べる時代だからこそ、時に悩んで立ち止まってしまうことも。本連載では、ミレニアル世代の起業家・中山紗彩さんが、同世代の女性たちが抱えるさまざまなお悩みにお答えします。これからを担う女性たちが自分らしく働くために大切なこととは? 紗彩さんの等身大の言葉を、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q:日々どのようなスケジュールで動いているのでしょうか? スケジュールの組み方で、何か意識していることがあれば、教えてください。(25~29歳、正社員、医療福祉関連、営業・販売・接客)

紗彩 基本的に朝型の生活をしています。遅くとも午前2時には就寝し、5時には起床。夜はマイナスなことを考えてしまうため、夜更かしはしません。

――doors編集部(以下、――)朝型の生活は昔からですか?

紗彩 起業した大学生の時からずっと朝型ですね。睡眠時間よりも、仕事で自身の価値やパフォーマンスを発揮できているかの度合いが、心身の健康に影響するタイプです。

――生活スタイルを変えたタイミングはいつですか?

紗彩 今年の初頭に行われた「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(※CWI)」がきっかけなので、実は最近なんです。当時は、通常業務にプラスしてCWIに向けた英語プレゼンの準備をしていたため、スケジュールが大爆発!(笑)

※カルティエとINSEAD(欧州経営大学院)、マッキンゼー・アンド・カンパニーが設立した、年に1度開催する国際的なビジネスプランコンペティション

 プレッシャーもあり、心身ともに追い詰められていました。しかし、そういった環境に身を置いたおかげで、今まであまり意識していなかった健康について、客観的に考えることができました。

――具体的に、どのような健康管理をしているのでしょうか?

紗彩 食生活など、自分で選択できるライフスタイルはできるだけ浄化されるものを意識しています。食事1つとっても、食べたものや飲んだものによってその人は作られますよね。忙しいからと言っておざなりにせず、一つひとつの仕事に万全に臨めるようにしっかりと自分のベースを整え、その時々で体が欲しているものを取り入れるようにしています。また、ホットヨガも毎朝通っています。毎朝心身と向き合うようになってから、心も身体も余計なものを削ぎ落としてシンプルな自分でいられるようになりました。

肉を摂取しない「ペスカトリアン」というスタイルを実践し、野菜を中心とした食生活を心がけている。Instagramのストーリーズには、そのときに感じたことや思考をメモ
肉を摂取しない「ペスカトリアン」というスタイルを実践し、野菜を中心とした食生活を心がけている。Instagramのストーリーズには、そのときに感じたことや思考をメモ

 今は、新規事業の立ち上げも進めているのでCWIのときと同じくらい大忙し。だけど、仕事をする上で、自分の心身を整えたり、コントロールしたりすることもプロとして必要なことだと思い、最優先事項の1つにおいています。肉体的にも精神的にも安定させていいアウトプットができるように、プロ意識を心掛けています。

――ホットヨガに行った後は、どのようなスケジュールですか?

紗彩 ホットヨガをして、9時ごろに仕事を始めます。午後から6つほどアポイントメントに対応し、雑務をこなしてから22~24時頃に帰宅しています。

SAAYA’S RULE
●朝型生活で1日をフル活用
●夜は早めに就寝(ネガティブなことを考えない)
●ホットヨガ&体が喜ぶものを取り入れるで生活で健康キープ
●健康管理も仕事の1つ

――予定がぎっしり詰まっていますね。日々、忙しく過ごされている様子が分かりました。では、次の質問です。