どこで働くか、誰と過ごすか、どんな人生を歩むのか――。選択肢を自由に選べる時代だからこそ、時に悩んで立ち止まってしまうことも。本連載では、ミレニアル世代の起業家・中山紗彩さんが、同世代の女性たちが抱えるさまざまな悩みに答えます。これからの時代を担う女性たちが自分らしく働くために大切なこととは?

Q:アグレッシブに活動する紗彩さんの原動力は何? モチベーションはどう保っているか教えてください。(2019年5月開催の「WOMAN EXPO TOKYO 2019」の参加者アンケートより)

紗彩 人生は一度きりなので、自分にしか生み出せない価値をできる限り世の中に発揮して熱狂し切ってからこの生を終えたい、という思いがあります。

 こういう価値観を持つに至ったのは、小さい頃の経験が大きいかもしれません。小・中・高校はキリスト教系の女子校に通っていたので、例えばマザー・テレサのような人物の存在を身近に感じていました。彼女のような人物像や実母の無償の愛から、誰かのために生きることの大切さを学んでいたので、自分にしかできないことで世の中に価値発揮していきたいという思いが、幼少期から根付いています。

 しかし、その学校はとても厳しく、「女性は男性を支える存在であれ」という校風。正直、とてもつまらなかったんです。自分の生きる意味も分からないとさえ感じていました。

 だからこそ、あのときに感じていた違和感や閉じ込められていたエネルギーを燃料にして、思想や価値観を大切にした会社を起業することができました。

インスタグラムのストーリーズにて、一瞬一瞬で感じる思想や価値観を発信。多い日は1日20以上の投稿をすることも

――doors編集部(以下、――)SHEの「自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中を作る」というコンセプトは、中山さんの原体験からきていたのですね。

紗彩 そうですね。今はSHEでやりたいことがたくさんあるんです。11月には新規事業 のリリースも控えています。今はそのことで頭がいっぱい。ヨガをしているときも映画を見ているときも、寝ているときも常に新規事業のことばかり考えていて。やりたいことがありすぎて、最近は床で寝ています(笑)。

 さらに、昨年※カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(CWI)に日本で初めてのファイナリストとして参加したこともモチベーションを高めるきっかけになりました。

※カルティエとINSEAD(欧州経営大学院)、マッキンゼー・アンド・カンパニーが設立した、年に1度開催する国際的なビジネスプラン コンペティション