ちまたには、いろんな種類のお酒があります。ビールに日本酒、ワインや焼酎、ジン、ウオッカ、etc. もちろんただ飲むだけでも「おいしく」飲めて、「楽しい」時間は過ごせると思う。でもせっかく飲むなら、今飲んでいるお酒のことを「知らずに飲む」のはちょっともったいない。この連載では、6回にわたってお酒の「分かりやすい選び方」や「おいしい飲み方」をご紹介。第1回は、「クラフトビール」をお届けします。

今日、クラフトビール飲みに行かない?

 「若者のビール離れ」なんて世間ではいわれているようだけれど、それは「会社のつまらない飲み会で飲むビール」離れなんじゃないの? なんて思うほど、あちこちでビアフェスは大盛況、中でも「クラフトビール」の人気はとどまるところを知りません。

 そんな大人気のクラフトビールですが、お店で「何となく」オーダーをしていませんか? そして「にが~っ、私、クラフトビール苦手かも」なんて思ってしまっていませんか? 「クラフトビールのこと、何となくは分かっているけれど、でも何を選んだらいいかイマイチよく分からない」、そんなクラフトビール迷子たちに「ハズさない3つの選び方」をご紹介します。

クラフトビール 選び方はこの3つ

 今回、最初にお話を伺ったのは、スプリングバレーブルワリーのマーケティングディレクター、吉野桜子さん。

スプリングバレーブルワリー マーケティングディレクター 吉野桜子さん
「ビールって自由で楽しいお酒なんだ、と選ぶ楽しさをもっと知ってもらいたい」

 「皆さんが飲食店で『とりあえず生ください!』と言って出てくるビールは、100種類以上あるビアスタイルの中の『ラガー』というスタイル。そして今ブームの『クラフトビール』は、そういったジャンルがあるのではなく、大きなくくりでは同じ『ビール』です。あまり詳しく知らないから……などと硬くならずに、まずは気軽にオーダーしてみてください」

 100種類以上あるビールのスタイルを、すべて覚えるなんて至難の業。ただ、ざっくりと分けるとビアスタイルはこの2つ!

・ラガー(すっきりタイプ)
「とりあえず生ビールください!」と言って出てくるビールはこれ!

 ラガーは、皆さんおなじみのビール。今、日本で流通している大手ビールメーカーが出しているビールは、このラガータイプです。すっきりとした、のど越しの良さが特徴。

・エール(味の濃いタイプ)

 エールタイプは、濃い味わいで香りも豊か。「ペールエール」「IPA」など、クラフトビールを出すお店でよく見かけるビアスタイルはこのエールタイプ。

 まずはこの2つを頭にたたき込んだら、ところでビールっていったい何からできているんだっけ?という人のために、少しお勉強を。

<酔いどれメモ>
ビールはこの4つからできている
1.酵母
2.麦芽
3.ホップ(ハーブの1種。香りと苦味を付ける)
4.水
(+風味づけとして、副原料)

酵母が麦芽の中の糖分を食べて、アルコールと炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させることを発酵といいます。
ラガータイプとエールタイプでは酵母が違い、この発酵時に、
酵母が上に浮かんでくる(上面発酵酵母)→エールタイプ
酵母が下に沈んでいく(下面発酵酵母)→ラガータイプ となります。

 いよいよ、ハズさない3つの選び方を紹介。これを読めば、「自分だけのビアスタイル」を見つけられるようになること間違いなしです。