やるべきことは何となく分かっていても、腰が重い、続かない、理想通りにできない…。行動心理コンサルタントの鶴田豊和さんが、そんな状況を突き抜ける方法を教えてくれる本連載。第5回で取り上げるのは、SNSに夢中になって時間を浪費してしまい、将来のために有効なインプットができないという「ダメダメ」例です。

 今月のお悩み: 
「読書や勉強など、自分のためにやりたいことはたくさんあるのに、気が付くとSNSで時間を浪費している。誘惑に負けてしまう自分が情けない……」

SNSを見続けてしまうのはあなたのせいではない

 ラインやツイッター、インスタグラムなど、SNSを見始めると夢中になってしまい、結局本当にやりたかったことができないまま1日が終わってしまう……。そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。あっという間に進んでしまった時計の針を見て、「なんで止められなかったんだろう」と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。

 でも、行動心理学の観点から見ると、実は「SNSを見続けてしまう」という行為にはれっきとした理由があります