自己肯定感を向上させる「ダメダメ人間ゲーム」とは

 「そんなふうに言われても、急に前向きな気持ちにはなれない」……そう思ってしまうのは当然です。私はよく、開催しているイベントや勉強会の参加者に「ダメダメ人間ゲーム」というワークにトライしてもらっています。手順は次の通りです。

◆ダメダメ人間ゲーム(30人で行う場合)
1.自分のダメな点を書き出す。(2~3分)
2.5人でチームを作り、書記係を1人決める。
3.チームごとに、笑顔でハイタッチをしながら各人が自分のダメな点を言い合う。
その間、書記係は発表に参加しながら内容をメモしていく。(5分)
4.6チームでメモした数を競い、一番多かったチームの勝ち。

※個人で行う場合は、親しい家族や友人同士で「ダメな点」をカミングアウトし合うだけでも効果が得られるのでやってみてください。「ハイタッチをしながら、笑顔で、ノリよく!」が大切なポイントです。

 「怠け者です~」「意志が弱~い!」「実は足がくさい!」……。このゲームをすると、明るい雰囲気の中で誰もが非常にたくさんの「ダメな点」と付き合っていることが分かります。また、毎回同じような悩みが挙がることにも気付きます。

 つまり、あなたの「ダメな点」に悩んでいるのは、あなただけじゃない。他人も同じように悩んでいるということです。

 例えば「こんなに怠け者なのは私だけ。周りの人は自分ほどじゃない」と思い込んでしまうと、それだけで心がダメージを受け、身動きが取れなくなってしまいます。「自分のダメさ」を認識したら、思い切って笑い飛ばし、「同じように悩んでいる人は大勢いるから大丈夫」と周囲に目を向けてみましょう。

 合言葉は「ある意味、みんなダメ人間」。ダメなところはあって当たり前で、ないほうがおかしいのです。考え方を切り替え、自分を軽やかな状態に保っておけば、行動するエネルギーも湧いてきます。

 次回は、ダメな自分を認めた上で「突き抜ける」ための方法を紹介します。

取材・文/華井由利奈 構成/加藤藍子(日経doors編集部) イメージイラスト/PIXTA