元テレビ東京アナウンサーで現在はフリーアナウンサーとして活動中の秋元玲奈さん。テレビ東京勤務時代にオリンピックや「Newsモーニングサテライト」のキャスターを務め、スポーツ、経済から時事問題まで知見を広げてきました。2022年7月、夫の転勤に伴い英国・ロンドンへ移住した秋元さんが外国からの視点も踏まえ、今気になる時事ワードに関するリポートをお届けします。

エリザベス女王逝去からロンドンの街が一変

 こんにちは! 元テレビ東京アナウンサーで現在、フリーアナウンサーとして活動中の秋元玲奈です。私がロンドンへ移住して2カ月、生活がようやく落ち着き始めた頃、悲しいニュースが入ってきました。

 2022年9月8日、英国のウィンザー朝第4代女王、エリザベス女王がお亡くなりになりました。今回は、その日から一変したロンドンの様子をお伝えします

 まず、英国政府からは「服喪期間」が出されました。しかし、その期間の行動も「各自のスタイルで」という言及がされているため、相変わらず街は人であふれ、ほとんどのお店も通常営業、学校もいつも通りでした。

 ただ、街の至るところに女王の写真が飾られ、バッキンガム宮殿の付近では女王にささげる花束を持った人で連日ごった返していました。葬儀の日が近づくにつれ、交通規制が厳しくなり、あちらこちらで警官や軍人の姿を目にすることが増えました。女王の棺(ひつぎ)がウェストミンスターホールに移されてからは、テムズ川沿いに約8キロにわたる長蛇の列ができ、近くを散歩していた私たちも「こんなところまで?」とその長さに驚かされるほどでした。

「葬儀の日が近づくにつれ、交通規制が厳しくなるなど緊張感が高まりました」(秋元さん)
「葬儀の日が近づくにつれ、交通規制が厳しくなるなど緊張感が高まりました」(秋元さん)
「葬儀の日が近づくにつれ、交通規制が厳しくなるなど緊張感が高まりました」(秋元さん)