「日本一親しみやすいモデル」として、YouTubeでも活躍中の「あみしぃ」こと石井亜美さん。連載「LOVE MYSELF」では、「自分を好きになる」ためのさまざまなメソッドをお届けしていきます。今回は、「仕事」について。

ものごとは「ワクワク」するほうを選ぶ

 「自分の好きなことを仕事にするか」「安定した仕事をとるか」。ファンの方からも、よく聞かれる悩みの一つです。夢だった仕事に就いたけれど収入が不安定だったり、一方で、安定した職業に就いたけれど、やりがいには少し欠けていたり。どちらかを選ばなければならないときは、悩みますよね。

 もちろん、どちらの選択も間違いではないですし、どちらも正解。人それぞれの正解は違っていいと思います。

 何かを選択しなければならないとき、私だったら「もしも自分が明日死んでしまったとしても、私が悲しまないのはどちらの選択かな」と考えます。もちろん安定は欲しい。けれど私はどちらかと言うと、「決められた未来を歩んで得る安定」よりも、「先行きが不透明な中で、もがきながら手に入れる安定」のほうが、楽しいしワクワクする。これまでもそうやって生きてきましたし、きっとこれからもそう。

「常に『ワクワクするほう』を選んで生きていきたい!」
「常に『ワクワクするほう』を選んで生きていきたい!」

 モデルになりたての頃は、それだけでは生活が難しく、昼はカフェでホール係を、夜はホテルで接客係のアルバイトをしていたことがあります。どちらも接客業を選んだのは、人と接することが好きだったのもあるし、それによって身に付くものが多いと思ったから。

 実際に、学んだものは大きかったです。お客さまに対する失礼のない言葉選びや気遣いだったり、清潔感のある身なりだったり。表情筋を使う笑顔での接客も、モデルの仕事にずいぶん役立ちました。

 カフェでキッチンを担当する人の中には、食に関する知識が豊富な方も多くて。私のYouTube動画でも食事について発信していますが、このとき得た知識がベースになっていると感じています。

 昼も夜もアルバイトをする生活だったけれど、「私は将来、活躍するモデルに必ずなる」という、ゆるがない目標があったから、アルバイト生活でもワクワクしていました。

 何かを選ばなければならないときは、「どちらがワクワクするか」の判断基準で選択してもいいと思います。ほかにも、ものごとを始めるときに迷ったなら、「ワクワクしているか」と自分に質問してみる。まず、自分の気持ちに正直になれたら、いいですよね。

接客の仕事は、人とのコミュニケーションが鍛えられました
接客の仕事は、人とのコミュニケーションが鍛えられました