アパレルブランドを運営するウツワ代表のハヤカワ五味さんは、生理用品のセレクトショップを展開する新プロジェクト「ILLUMINATE(イルミネート)」を立ち上げました。2020年8月末に女性向けサプリメント「チケットサプリ」を発売。インタビューの話題は、ハヤカワさんのプライベートにまで広がりました。前回は「出会いと別れ」について伺いました。第3回のテーマは、「お付き合いした男性たちから学んだこと」そして「結婚への思い」です。

相手に対する「ここは嫌」は自分の欠点だったりする

「恋愛を通して『自分以上に自分のことに対して向き合ってくれる人がいる』ということに気付いたことは大きかった」(ハヤカワさん)
「恋愛を通して『自分以上に自分のことに対して向き合ってくれる人がいる』ということに気付いたことは大きかった」(ハヤカワさん)

 付き合った男性の「この人のこういうところは嫌だな」というのって、自分が自分の嫌いなところの裏返しだったりします。自分が嫌だと思うところだから余計に目に付いてしまうんです。

 その「嫌だな」に向き合うことって、自分と向き合うことに近い。

 これまで付き合った男性には、自分に近いタイプの人もいれば、遠い人もいました。近い人だと、お互いの一番の問題点が共通していたりするので、その課題に向き合うことがしんどいこともあったんですが、向き合ってきてよかったという側面もあります。

 もともと私は人間的にすごい問題があるので(苦笑)。

自分以上に自分のことに向き合ってくれる人

 恋愛を通して「自分以上に自分のことに対して向き合ってくれる人がいる」ということに気付いたことは大きかったです。

 私の場合、実家とそこまで仲がいいわけではなく、親が私の問題に向き合ってくれたことってほとんどなかったんです。正直言って、親と共有できる話題も少なかったし。

 でも、お付き合いした人の中には私が人として抱えている課題について一緒に向き合ってくれる人とか、私にとって苦手なことをフォローしてくれようとした人がいました。