こんにちは、社会保険労務士の細川芙美(ほそかわふみ)です。平成生まれ、doors世代の社労士として読者の皆さんと同じ目線で、働く上で出てくる悩みにお答えしたいと思っています! ふーみん先生と呼んでください!

 寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。先日、「学校にも生理休暇の導入を」というニュースをSNS上で見つけました。社会人でも生理休暇は取得率が低いのが現状ですが、このような声があがるのはうれしいことだと思い、早速友人ワカナと会った時にその話題を出してみました。


ふーみん 「生理ってあまり表に出ない話題だけど、最近は声をあげる人も増えてきているね」

ワカナ 「生理休暇も存在はなんとなく知っていたけど、周りに使っている人もいないし取ったことはないんだよね」

ふーみん 「生理休暇については、『ずるい』なんていう声もあるみたいだよね。でも、女性が働く上で認められた権利だから、自分のためにも生理休暇を取得する周りの人のためにも、制度を理解する人が増えるといいな」

ワカナ 「そうだね! ぜひ教えてほしいな」


 生理のつらさは個人差や月によってばらつきがあり、人によって、または月によって「動けないほどつらい」こともあるでしょう。生理による体調不良で仕事をすることがどうしても難しい場合には「生理休暇」を取ることができます。

 生理休暇についてはなかなかオープンにされていないため「上司に言いにくい」「周りに遠慮してしまう」などの理由から、その取得率は「女性労働者のうちのわずか0.9%」というデータもあるようです。女性が元気に働くために、生理休暇の制度について押さえておきたいポイントをまとめました。