「例外措置での時間外労働の上限」もチェック

 以下、4つの歯止めがかけられました。

【例外措置での時間外労働の上限】
1)年間の時間外労働…月平均60時間(年720時間)以内
2)休日労働+時間外労働…2~6カ月平均は80時間以内
3)休日労働+時間外労働…単月は100時間未満
4)月45時間を超える時間外労働…年6回まで

 1)は、やむを得ない場合が続いても、1年間の合計時間外労働は720時間でなければいけないということ。

 2)は、2カ月、3カ月、4カ月、5カ月、6カ月のどの期間を取って計算しても、月の平均が80時間以内という意味。時間外労働が4月に90時間、5月に80時間の場合は2カ月の平均が80時間以内ではないことになります。

 3)は、1カ月で100時間を超える時間外労働をしてはいけないということ。休日労働も含まれるので、注意が必要です。

 4)は、この例外を使えるのは年6回までということ。あとの6回は必ず45時間以内でなければなりません。

 また、罰則付きと書きましたが、この際、罰金はもちろん会社が支払うものなので安心してくださいね。ただし、会社も違反にならないよう必死に時間外労働をしないように指導しています。どうしても仕事量が多くなってしまうときなどは、業務内容の整理をして早めに上司と相談しましょう。

 法律で時間外労働の規制が入りましたが、法律や会社に合わせるだけでは真の「働き方改革」とはいえません。上限すれすれまでに抑えればいいということでもありません。働き方改革の主役は皆さんです。

 慢性的に残業が続いている方は週1日、2日でも早く帰る日を決めてはいかがでしょう。

 私は仕事終わりにバレエのレッスンに通うようにし、「レッスンがある日は定時退社する」と自分で決めています。そんな日は案外、いつもより仕事が進んだりすることも。「友人と飲みに行く」でも、「帰宅して好きなテレビドラマを見る」でもなんでもいいと思います。ぜひご自分でも働き方改革を進めてみてはいかがでしょうか?

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