こんにちは、社会保険労務士の細川芙美(ほそかわふみ)です。平成生まれ、doors世代の社労士として読者のみなさんと同じ目線で、働く上で出てくる悩みにお答えしたいと思っています! ふーみん先生と呼んでください!

つわりでつらい…休めるの?

 最近気になったニュースで、2020年の出生数が過去最少となったという記事がありました。新型コロナウイルスの影響もあり、出生率、出生数が低下しているようです。今年の4月からは、これまで自費診療だった人工授精や体外受精などの不妊治療の保険適用が拡大となるなど、国もより一層この問題に取り組もうと考えています。

 友人のマリナも妊娠を考えているようですが、バリバリ働いているマリナは妊娠、出産と仕事の両立ができるか心配なようです。


マリナ 「妊娠中って何が起こるか分からないから、いろいろ心配」

ふーみん 「おめでたいことだからネガティブな感情はもったいないよ。事前に情報を知っていれば少しは安心できるかな」

マリナ 「そうだね。体調がよくないときに仕事を休めるのかとか、もしかして辞めなきゃいけないのか……とか」

ふーみん 「妊婦さんについては、体調に合わせて働ける制度もあるし、確認してみよう」


 妊娠が分かり喜びを感じる一方で、ご自身や赤ちゃんの体調に敏感になりますね。また、つわり(妊娠悪阻)や切迫早産など妊娠中に体調を崩してしまうこともあるかもしれません。

 このようなとき、「仕事がつらくて休みたい。でも、給料がないとこの先の生活も不安」と困ってしまう方も多いかと思います。

 今回は、妊娠中の体調不良で働くことがつらい方を救うお金や制度についてまとめます。