こんにちは、社会保険労務士の細川芙美(ほそかわふみ)です。平成生まれ、doors世代の社労士として読者の皆さんと同じ目線で、働く上で出てくる悩みにお答えしたいと思っています!ふーみん先生と呼んでください!

 前職のIT企業での同期・アスカと久々にお茶をしていた時のことです。“イケメンの先輩が結婚してしまった”などたわいもない話で盛り上がっていたところ、ふとこれからのキャリアの話になりました。

 勉強熱心な彼女はIT関連の資格をいくつか取得し、多くの現場を経験して来年には社歴も10年目を迎えます。今後については、今の会社で管理職を目指す、転職する、フリーのエンジニアになるなど選択肢はたくさんあるようです。


アスカ 仕事も一通り経験したし、最近この先のキャリアについてよく考えるんだよね。

ふーみん アスカはスキルもあるし、選択肢がたくさんあるね。

アスカ 新しいことにチャレンジしてみたいし、今後子育てを考えると、独立してフリーの方が時間の調整もしやすいのかなと考えることもあるの。

ふーみん 自分で働き方を決められるという点では、個人事業主はアリだよね。でも子育てについては、企業にいたほうが産休育休など手厚い側面もあるから注意が必要かも。

アスカ なるほど。個人事業主の働き方について教えてほしい。


 会社勤めをしていると個人事業主に憧れを持つことってありませんか? 会社や組織に縛られない働き方に魅力を感じることもありますよね。

 また、今後ウーバーイーツなどの飲食宅配代行業に労災保険が適用されるようになるという報道もあり、個人事業主の保護についても法改正が進んでいるようです。

 もちろん良い面だけでなく、すべての責任を自分で負う必要がある点や、会社勤めをしている労働者に適用される法律、保険が適用外となるなど注意点もあります。個人事業主と会社勤めをしている労働者との違いや、メリットデメリットを解説します。