初めての利用なら1年勤務していればOK

 一般教育訓練の教育訓練給付金の支給を受けるためには、下記のどちらかの条件を満たす必要があります。

1)雇用保険の被保険者(現在会社に勤めている人)
一般教育訓練(資格の講座)の受講を開始した日において雇用保険の加入が引き続いて3年以上ある人。(初めて教育訓練給付の支給を受けようとする人については、1年以上)

2)雇用保険の被保険者であった人(退職者)
被保険者資格を失った日(退職日の翌日)から受講開始日が1年以内であり、かつ雇用保険の加入期間が引き続いて3年あった人。初めて教育訓練給付金を受ける場合の年数の緩和については1)と同じ

 上記2つのどちらの場合でも、継続して3年(初めて教育訓練給付の支給を受けようとする人は1年)、雇用保険に加入していることが必要ですが、途中で転職した場合などは空白期間が1年以内であれば通算することができます。

 つまり、現在、企業に勤めていて初めて教育訓練給付金を考えている人は、入社して1年以上たっていれば一般教育訓練給付金を使える可能性があります。退職者でも1年以上の就労期間があり、退職してから講座の開始日まで1年たっていなければ同様にチャンスがあります。

 以前、教育訓練給付金の支給を受けたことがある方は、再度引き続いて3年の雇用保険の加入をすることで受給対象となります。

 また、退職後から1年以内に妊娠、出産、育児、疾病、負傷などの理由によって講座の受講を開始できない場合は、受講を開始できない日数分(最大19年まで)待ってもらうことができます。妊娠を機に退職された場合でも、子育てが落ち着いてから教育訓練を受けることが可能となります。

 雇用保険の加入の有無や自分が給付の対象となるかどうかは、自宅の近くのハローワークで確認できるので事前に確認しておくのがよいでしょう。「教育訓練給付金支給要件照会票」をハローワークの窓口、郵送どちらかの方法で提出することをお勧めします。


あやか 私は今の会社に入って5年目だし、要件は当てはまっていそう。実際どれくらいの金額がもらえるの?

ふーみん 専門学校やスクールに支払った金額のうち、20%の額で最大で10万円までだよ。

あやか じゃあ30万円の講座を受けたら、6万円もらえるってことだね。


 一般教育訓練給付金については講座の受講について支払った金額の20%に相当する額が支給されます。ただし、どんなに高い講座であっても最大10万円までとなり、また、20%に相当する額が4000円を超えない場合は支給されません。

 講座の受講について支払った金額には、パソコンなどの機材や受講のための交通費、必ずしも必要ではない教材などを含めることはできません。講座を受けるために、受講開始日の前1年以内にキャリアコンサルタントが行うキャリアコンサルティングを受けた場合は、その費用については含めることができます。キャリアコンサルティングについてもハローワークで予約できるので、自分のキャリアと目指す資格などを相談するのもよいでしょう。

 実際の教育訓練の申し込みの流れとしては下記の通りです。

1)自分が給付金の受給資格を満たしているか確認する
2)受講希望の講座が、教育訓練給付金制度に該当するか確認する
3)講座の申し込みの際に、「教育訓練給付金制度を利用する」旨を伝え、申し込みをする
4)講座を最後まで受講する(出席要件や修了のテストがある場合も)
5)講座修了から1カ月以内にハローワークへ書類を提出する(原則窓口提出)

 ちなみに実際の資格の試験についての合否結果は問われませんので、ご安心ください。万が一、資格試験に落ちてしまったとしても給付金は受けることができます。