LEP剤の服薬スケジュールはアプリで賢く管理

 自分の体に起きている不快な症状が生理と関係しているかどうかは、下腹部や腰の痛みだけでなく、疲労感・消化器症状・精神症状など体調の記録を毎日つけてみて、生理周期との関係を見てみると一目瞭然です。

 それまで脈絡もなく起こると感じていた不調が、生理周期の何日目に起こりやすいかなど、記録をしてみることで分かる場合もあります。原因がわかると不安を減らすことにつながりますし、発生に備えることもできるため、記録を付けておくのはおすすめです。

 また、LEP剤を服用する場合、毎日ほぼ同じ時間に服用することが大事です。でも、うっかり忘れることは、誰にでもあること。

 そこでも大切なのが、服薬スケジュールの把握です。LEP剤をのみ始めたら、服薬している薬の種類を把握して、服薬や受診の記録、副作用やマイナートラブルなどの体調変化をメモしておくといいでしょう。

 出血も記録しておくと、自身の出血タイミングの傾向を把握できるうえ、次の婦人科の受診時に、正しい情報が伝えられて便利です。

 今は、便利な管理ツールなどが数多くあります。それらを利用してみてはいかがでしょう。

【生理や体温から体調管理できる便利なアプリ】
LiLuLa (富士製薬工業)
無料のアプリ。生理日を登録することで生理周期を自動計算。基礎体温や体重の管理もできます。婦人科に関するよくある質問と医師の回答をQ&A形式で表示。掲載されていない質問は自分で投稿すれば、答えがもらえます。

ルナルナ アプリ
基本利用無料の生理日予測や基礎体温管理などの女性のための体調管理から、妊活まで、ニーズに合わせたさまざまなアプリサービスがあります。

「ルナルナ メディコ
婦人科を受診すべきか悩んでいる女性、すでに通院している女性の婦人科受診をサポートするアプリ。
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甲賀かをりさん
東京大学 大学院医学系研究科 産婦人科学講座 准教授
甲賀かをりさん 千葉大学医学部卒、東京大学大学院修了、武蔵野赤十字病院などを経てプリンスヘンリー研究所・イエール大学留学。帰国後、東京大学医学部講師、2014年より現職。日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内分泌学会専門医・指導医、日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医など。

取材・文/増田美加(女性医療ジャーナリスト) イラスト/もり谷ゆみ 写真/稲垣純也(甲賀さん) 構成/黒住紗織(日経BP総研 生理快適プロジェクト

生理快適プロジェクトとは?
毎月の生理がつらい人。それは仕方ないとあきらめていませんか? つらい生理は放置しないできちんと対処すれば、いまよりもっと心も体も快適になって仕事の生産性も上がります! そう。女性が、自分の体と生理のことをきちんと知ることが「女性の働き方改革」の出発点。生理快適プロジェクトは、つらい生理で悩む女性を減らすために、正しい情報を届ける活動をしています。

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