通勤時間に聴く曲

―― アニメの主題歌を聴きながら通勤されているとか。

関口 これはどちらかというと、自分を鼓舞するほうの行動ですね。昔大好きだったアニメ『デジモンアドベンチャー』の主題歌『Butter-Fly』を聴きながら出勤すると、自分が登場人物の一人のような気持ちになれます。『ONE PIECE』のオープニングテーマ曲『ウィーアー!』もそうですが、天気も調子もいい時はこういう歌を聴いていると「よっしゃー!」って自然と気持ちが上がります。皆さん、好きだったアニメとか、小さい頃に見ていてワクワクした番組があると思うので、大人になった今、思い出の曲を自分の人生のBGMのように聴いてみるのはおすすめです。

―― 雨の日やどんよりした曇り空の日に聴く曲はありますか。

関口 そういう日は、ディズニー映画『リトル・マーメイド』の主題歌『Part Of Your World』です! ある時、雨が降っていてみんな傘を差している光景って、クラゲみたいだなと思ったんです。だから人魚の歌を聴いて「ここは海の中で、みんなはクラゲで自分は人魚なんだ」って思いこむと、雨も楽しく感じられて。ちょっとメルヘンな考え方ですけど(笑)、忙しい時こそ、そんなちょっとした発見も大事にしていきたいんです。

「特に渋谷のスクランブル交差点は上から見ると、本当にクラゲみたい。雨の日は気持ちも落ち込みやすいので、ちょっとした発見を大事にしたいです」
「特に渋谷のスクランブル交差点は上から見ると、本当にクラゲみたい。雨の日は気持ちも落ち込みやすいので、ちょっとした発見を大事にしたいです」

 後編では関口さんに、仕事の幅が広がった作品や今の目標について聞きました。

取材/齋藤有美(日経xwoman doors) 文/加納美紀  写真/北山宏一

後編「関口舞 体調不良&共同創業企業を退任 時に救われた漫画」では、次のストーリーを展開

■人生で一番調子が悪かった時に読んだ本
■唯一読むことができたあの漫画
■小さな喜びや幸せを大事にする尊さ
■漫画を読んで元気になってから仕事
■エンタメ作品で仕事の幅が広がる
■心理学検定1級に合格
■勉強中はスマホをコンテナに
■SNS誹謗(ひぼう)被害者向けサイトを立ち上げる