好きな映画の洋書を読む習慣を付ける

磯貝 「ドラゴン桜」にハマって、モデルになった英語の先生の無料講座があると聞いて、行ってみたんですよ。そこで、「とにかく英語がうまくなりたいのなら洋書を読んで」と言われました。辞書を引かなくても読めるぐらいの楽しく読める絵本とかから始めて、英語に触れることをおすすめされたんです。

 邦画だけでなく洋画も好きで「ヘアスプレー」「ハイスクール・ミュージカル」「ドリームガールズ」などを楽しく見ていました。サントラも買ってよく聞いていましたね。特に「シャーロットのおくりもの」「チャーリーとチョコレート工場」は挿絵がたくさん入っている原作の洋書を買ってきて、通学中に楽しく読んでいました。ストーリーは映画を見て、だいたいは知っている上にイラストもあって分かりやすい。洋書を読む習慣が身に付いて、高校生の頃には当時話題になっていた『ヤバい経済学』なども原書で読めるようになっていました。

―― 勉強とエンタメ作品が別枠ではなかったんですね。

努力を努力と思うと止まってしまう

磯貝 私は努力を努力だと思うと止まってしまうんです。なるべく楽しむことを意識していました。他にも模試で目標の成績を達成したら、行きたいライブに行くなどと決めて、モチベーションにしていました。

―― 磯貝さんは高校1年生の15歳の時に気象予報士の試験に合格されましたが、受けようと思ったのはなぜですか?

磯貝 中学2年生のときぐらいに祖母に勧められたことをきっかけに「アナウンサーになって映画の裏話を引き出すインタビューがしたい」と思って、母に言ったんです。そうしたら、「あなたのトークスキルと容姿では何か資格がないとだめよ」と返されました(笑)。私には弟がいるのですが、コミュニケーションスキルが高くて、弟の周りにはいつも人が集まってくる。話が下手なことが自分の中でもコンプレックスでした。

15歳で気象予報士試験に合格

 また当時、お天気キャスターとして皆藤愛子さんが活躍していて、天気のことについて調べたら気象予報士という資格があることを知り、挑戦することにしました。雲の種類を覚えて、空をパッと見ると「○○雲だ!」と実感しやすくて、面白くて天気の勉強にはまったんです。気象予報士の講座では、先生に「高校生で無理してこの資格を取らなくていいのに」と言われて、私は負けず嫌いなのでその言葉で馬力が出て(笑)、一発で合格することができました。