―― 三輪さんは8回目の挑戦で司法試験に合格して弁護士になっていますよね。その後、テレビ出演されています。

34歳で彼氏に振られる

三輪 34歳で弁護士になりましたが、弁護士になった当初は仕事が全然無くて……。長く付き合った彼氏にもちょうど振られてしまったんです。仕事も恋もだめで、どうしていいのか分からなくて、ちょうど読んでいた『週刊プレイボーイ』で連載していた、タレントのリリー・フランキーさんの人生相談に応募したんです。記事の構成が吉田さんで、吉田さんに悩みを聞いてほしいという思いから投稿したんです。運よく相談が採用されて、取材現場にいくと、吉田さんもいらっしゃいました。リリーさんにも吉田さんにも会えてうれしくなって、匿名ではないと話せないようなことをいろいろとペラペラ話しました(笑)。

「リリー・フランキーさんにサインしてもらいました。リリーさんとは全然関係ない本ですが(笑)」
「リリー・フランキーさんにサインしてもらいました。リリーさんとは全然関係ない本ですが(笑)」

―― そこで、三輪さんのキャラクターがうけたんですね。

人生相談応募がきっかけでテレビ出演

三輪 連載の編集担当の人に『僕はグラビアのページもやっているから、三輪さんグラビアやってみませんか』と言われて、そこから1年半後に週刊プレイボーイのグラビアページに出ました。そのページを見たテレビ関係者からオファーがあり、テレビ出演の話がきました。テレビの収録現場には松竹芸能に所属しているお笑いコンビ・ますだおかだの増田英彦さんがいたんです。増田さんのマネージャーから、「松竹芸能入りませんか」と言われて、所属が決まりました。吉田さんの本をきっかけにわらしべ長者みたく、ステップアップすることができたんです(笑)。

―― そこから、情報番組のコメンテーターやパネリストとして活躍するようになったんですね。

三輪 はい。仕事だけではなく、実は結婚もエンタメ作品がきっかけだったんです。

仕事も結婚もエンタメ作品がきっかけだったと話す三輪さん
仕事も結婚もエンタメ作品がきっかけだったと話す三輪さん

 後編では、夫と知り合い、結婚するきっかけとなったエンタメ作品や好きなお笑いチャンネル、悩みやイライラを抱えたときに見るユーチューブ番組などを教えてもらいました。

取材・文/齋藤有美(日経xwoman doors) 写真/鈴木愛子

下編「三輪記子 水道橋博士の本&ツイッターが結婚につながる」では、次のストーリーを展開

■水道橋博士の本で現夫について知る
■「一文のツイッター投稿」で出会う
■オリジナリティーがないと悩む
■○○から生きる姿勢を学ぶ
■イライラしたときに見るユーチューブ
■はまる動画の探し方
■友人の活躍から刺激を受ける