先の見えない新型コロナウイルス禍で忙しく働きストレスフルな毎日。そんな中でも、ストレスをはねのけ、明日への活力をもたらしてくれたエンタメ作品を著名人に聞くリレー連載。今回は、芸人の劇団ひとりさんに登場してもらいました。テレビやラジオなどでの活躍はもちろん、映画監督や作家としての顔を持つ劇団ひとりさんは、移動中や食事中に気になる映像作品を一気見しているといいます。見る作品は、海外のマフィアやスパイなどを題材としたダーク要素の強いものばかりだとか。その背景には、劇団ひとりさんならではの理由がありました。
前編 劇団ひとり スパイ作品に没頭 ながら見がしっくりくる ←今回はここ
後編 劇団ひとり 運命の一冊『浅草キッド』使命感で映画化
Netflixのレコメンド機能をフル活用 「1位の作品は意外と見ない」
編集部(以下、――) 小説を執筆したり、テレビドラマで監督・脚本を務めたりなど、マルチな活躍をされている劇団ひとりさんですが、普段どのようなエンタメ作品に触れているのでしょうか。
劇団ひとりさん(以下、劇団) 海外作品ならマフィアやスパイ、運び屋を、国内作品ならやくざを題材にしたドラマや映画をNetflixで見ています。Netflixの「マイリスト」機能はかなり重宝していて、お気に入りの作品をマイリストに入れていると、僕が好きそうな作品をレコメンドしてくれるんですよ。
だから、面白かった作品をマイリストにコツコツためて、おすすめに表示された作品をよく見ます。最近では、Netflixオリジナルドラマの『模範家族』と『KLEO/クレオ』にハマっています。