先の見えないコロナ禍で忙しく働きストレスフルな毎日。そんな中でも、ストレスをはねのけ、明日への活力をもたらしてくれたエンタメ作品を著名人に聞くリレー連載。今回はAwesome City Club(オーサム・シティ・クラブ)のボーカル、PORINさんに登場してもらいました。前半では、普段から漫画や映画、音楽など、いろいろなエンタメ作品に触れているPORINさんに、最近ハマっている作品について話を聞きました。
前編 オーサムシティPORIN パンパンヤ、大友克洋に衝撃 ←今回はここ
後編 紅白出場PORIN 生け花で自分と対話しアイデア生む
映画は映画館で見る 「何度も見ている作品でも、感じ方が全然違う」
編集部(以下、――) PORINさんは日々、さまざまなエンタメ作品に触れているとのことですが、特に気に入っているものはなんでしょうか。
PORINさん(以下、PORIN) 21年に公開された音楽ドキュメンタリー『アメリカン・ユートピア』は、最近見た映画作品の中で一番の衝撃でした。上映直後から音楽仲間の中で話題になり、「絶対に見たほうがいいよ!」と教えてもらって映画館で見たのですが、まるでライブ会場にいるかのような迫力と、ブロードウェイ劇場にいるかのよう臨場感があり、その表現方法に衝撃を受けました。
―― 映像作品はいつもどのように見ているのでしょうか。
PORIN 新型コロナウイルス禍で、映画はサブスク配信で視聴することが必然的に多くなりましたが、映画館にも足を運ぶこともあります。先日、スタジオジブリの作品が劇場上映されていたので『もののけ姫』を見に行きました。何度も見た作品ですが、映画館だと音楽がより立体的に聞こえるので、やはり家で見るのとでは、感じ方が全然違いますよね。