菜々緒 私もわりとネガティブで、引きずるタイプです。ネガティブになりがちなときこそ言霊を大事にして、「疲れたときは疲れたって言わない」とか自分で気持ちを立て直すように意識しています。「今が最善」「そのときに必要なものが自分に降りかかってくる」と考えるようにしているので、先のことは考え過ぎず、今に集中することがすごく大事だと思っています。

「先のことは考え過ぎず、今に集中することが大事」と菜々緒さん
「先のことは考え過ぎず、今に集中することが大事」と菜々緒さん

『恋つづ』スタッフ再集結 現場の裏話

―― ドラマの撮影現場での雰囲気はいかがですか?

菜々緒 11月下旬にクランクインをしてからまだ撮影日数は多くないのですが、子犬系御曹司の潤之介を演じる玉森裕太さん、私が勤める出版社の副社長を演じるユースケ・サンタマリアさんなど、キャストのキャラクターが皆さん強くて。現場はすごくにぎやかですし、セットも衣装も豪華ですごく気持ちが上がります。

 毎回、「このシーンがつながったときに、どうなるんだろう」って演じている私たち自身が、第1話が出来上がるのをすごく楽しみにしているんです。その気持ちはドラマを見てくださる方が、放映を楽しみにしてくれる感覚に通じるものがあると思うので、現場の一体感や高揚感が視聴者の皆さんに伝わればいいなと思います。

―― 数々の名「キュンキュン」シーンを生み、大きな話題を呼んだ『恋はつづくよどこまでも』(※)スタッフ再集結のドラマとしても注目されています。

(※)2020年1月期放映、上白石萌音さん主演のラブコメディードラマ

上白石 恩師のようなスタッフの方々に再びお声掛けをいただいたときは、「こんなに早くまたご一緒できるとは!」とうれしさと妙な緊張が交錯しました。現場に入ると、なれ合いはなく、新鮮な気持ちで演じさせていただいているのでよかったと思います。『恋つづ』のときに築いた関係性があるから、疑問に思ったらすぐに言えますし、逆にスタッフの皆さんも気を使わずに伝えてくれる。全力でいじってくれますし、そういう氷を溶かす時間が必要ないのはとてもありがたいです。