キスに込めた思い

―― 今回はかなり早い段階で参加女性とキスもしていましたね(笑)。

 恋愛リアリティーショーでナチュラルにキスをすることが日本だとあまり無いですし、これまでの「バチェラー・ジャパン」シリーズでは、キスは最後のとっておきのシーン。僕はそれを3話で使って、しかも連続(笑)。視聴者からすると、いい意味でも悪い意味でも「え~」となるのは理解できます。

 「バチェロレッテ・ジャパン」の参加者だったときに、バチェロレッテの福田萌子さんが「僕のことどう思っているんだろう。好きでいてくれるのかな」ととても不安になったんです。今回、興味のある女性には「興味がある、大切に思っている」と口にして伝えていました。相手の方に真剣に向き合い、最大限、好きな気持ちを伝えるようにしました。一緒にいる時間はずっと目を見たり、手を握らせてもらったり。ハグやキスといったスキンシップは多めだったと思います。

―― 参加女性陣には黄さんの思いは伝わりましたか?

気持ちは思った以上に相手に伝わらない

 それでも伝わってない人もいました……(苦笑)。好きという気持ちは自分が思っている以上に伝わらない、お互いの気持ちや感情が通い合うことは本当に難しいことなんだなと痛感しました。仕事でも「僕、伝えましたよ」と言ったことでも伝わってないことがある。伝わっていなかったら、やってないことと同じですよね。伝わらないのは僕のせい。伝わったかどうか確認してようやく伝わる、もっと人と向き合うには、自分本位で「伝わった」と判断するのはNGだと思いました。

「もっと人と向き合うには、自分本位で『伝わった』と判断してはだめだと気付きました」
「もっと人と向き合うには、自分本位で『伝わった』と判断してはだめだと気付きました」