「自己満足」で終わらない服作りを

―― 実際に洋服のディレクションに挑戦してみて、いかがでしたか?

剛力 私は服を作る上では、「ジェンダーレスであることや、体形や年齢にとらわれず、より多くの人が着られる服である」ということを大切にしています。それを追求しながら流行も取り入れつつ、ビジネスとしても成り立つ服に仕上げるということが、すごく難しかったですね。挑戦しがいがあって楽しいことなのですが、自己満足で終わってはダメだということは、すごく考えました。

 そして服が好きな人だけでなく、「コーディネートが難しい」「どうやっておしゃれをしていいか分からない」「自分に似合う服が分からない」といった方にも着ていただけるような服を、今後も手掛けていきたいと思っています。「服を好きになるきっかけ」にしてもらいたいので、これからも服のディレクションは頑張りたいです。

もともとメンズ服などを着るのも好きだという剛力さん。性別関係なく着られるジェンダーレスな服も手掛けていきたいと語る
もともとメンズ服などを着るのも好きだという剛力さん。性別関係なく着られるジェンダーレスな服も手掛けていきたいと語る