モテクリエイターとしてYouTubeやSNSで「モテ」をテーマに発信するゆうこすさん。多くのファンからの支持を得るインフルエンサーでありながら会社の経営者でもあるゆうこすさんは、「#NoBagForMe」をはじめとした女性特有の問題に関する活動にも取り組んでいます。仕事の中で感じるジェンダーについての違和感や、発信活動に込める思いについて聞きました。

ゆうこす 私の影響力が死んでもジェンダーの発信続ける ←今回はココ
ゆうこす 「モテクリエーター」への概念が変わった

ジェンダーギャップが身に染みていた自分に気づく

日経doors編集部(以下、――) ゆうこすさんは、YouTubeやSNSで情報発信するほか会社も経営して事業を行っていますが、お仕事の中で、ジェンダーギャップを感じたことはありますか?

ゆうこすさん(以下、ゆうこす) 起業する女性は男性に比べて少ないですが、会社を経営していてジェンダーについて嫌な思いをしたことってそんなにないんです。ただ私は地方出身なのですが、地元ではまだ男女の役割意識が強くて。そういうところで生きてきたので、女性を下に見るような発言にあまり敏感じゃないんです。だから、SNSで他の人の体験談を見て、後から私にも似たような経験あったな、と振り返ることがけっこうありますね。男女の役割を分ける考え方があまりにも身に染みすぎていて、違和感を持たないことが、すごく悲しいなと思います

―― ゆうこすさん自身も、ジェンダーギャップを無意識に受け入れていたんですか?

ゆうこす そうですね。日本の社会は男性が働きやすいように設計されているので、女性が社会に出たり会社を経営したりするとしたら、ちょっと男性に媚(こ)びを売るというか、男性より下の立場にいるほうがうまくいくこともあったのかなと。今でも社会全体にそういう意識が残っているのかなとは思います。

 でも、私たちの世代では、仕事をしていて嫌な思いをすることは減っていると思いますよ。もっと男女差があった時代からジェンダーの活動をされてきた方々がいたからこそ、今あまりそういうことを感じなくてよくなっていることに、感謝の気持ちがありますね。

かつて女性を下に見るような発言があっても違和感を持たなかった自分が悲しいというゆうこすさん
かつて女性を下に見るような発言があっても違和感を持たなかった自分が悲しいというゆうこすさん