これからも日本のため声を上げ続ける

 「Happiness Project」は私にとって原点であり、気付きがあった。自分にとって大切なものは何か、そしてそれを通してより多くの人が「女性だからこうしないと」「男性だからこうしないと」という概念から解放されて「自分自身にとって何が幸せか」を優先できる社会をつくるために行動しようと決めた。

 読者の皆さんにはぜひ考えてもらいたい。「あなたにとって、幸せはとはなんですか?」

 それは、社会が描く「幸せの像」や周りのスタンダードによった「成功の像」ではなく自分に集中をしてほしい。あなたは何がしたいですか? あなたにとって幸せはなんですか?

 一人ひとりがそう考えられる、そういう社会になればな、と思う。

 最後に海外を拠点に置いていても、私は日本のために活動し続けるし、日本のために声を上げ続ける。だって、自分のルーツは日本にあって、大事な家族や友達もいるから。最終回まで連載をお読みいただきありがとうございました。また、成長した近い将来、自分の気付きをシェアできたらと思います。

成人式のときの1枚(写真/Todd Fong)
成人式のときの1枚(写真/Todd Fong)

文・写真/山本和奈