もう少し自己愛を持ってほしい

 「どうせ自分なんか」と自分自身を下に話す風潮にある日本で、もう少し「自己愛・self love」に注目が当てられたらいいなと思う。

チリで友人とダンスをしたときの1枚
チリで友人とダンスをしたときの1枚

 ボディーポジティブとは何か?

 それは自分の体を、自分のありのままの姿を愛すること。容姿だけでなく、「自分自身」を受け入れることだと思う。

 今は自分に自信があるし自分の容姿も好きだ。

 もちろん、自分の体にだってコンプレックスはある。けれどコンプレックスがない人はいないだろう。コンプレックスがあるから好きなところもある。人と違うから「自分」である。

 極端な話、自分の体や容姿について認められるのは自分だけだと思う。だからこそ自分を受け入れるのは大事だし、自分を愛すること、自分を大事にすることは重要だと思う。

 日本社会では出る杭は打たれる。人との違いを認めず、同じようになるまで打たれ続ける社会にいて私はすごく窮屈だった。自分らしくいることを認めてもらえない。

 自己肯定感がものすごく低いこの国をどう変えて行くのか、それはメディアにも大きな責任があると思う。影響力のある社会のプレイヤーとして、個人を認め、どんな人でも受け入れる社会になるように、支えてほしい。

 一人でも多くの日本にいる人が、自分を大事にできるように「自分なんて」と言わず、自分を愛せる社会、ムーブメントを作る必要性があると思う。

文・写真/山本和奈