「自分を好きになれない」「自信が持てない」「できない自分に落ち込む」といったマイナス思考の癖に悩んでいる人は少なくありません。今年7月に『習慣化は自己肯定感が10割』(学研プラス)を出版した自己肯定感の第一人者・中島輝さんが、負の感情と上手に付き合う方法や人生を前に進める自己肯定感向上のノウハウを教えてくれます。

doorsアカデミー 人生が変わる 自己肯定感のトリセツ
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    中島輝 シートで自己肯定感をチェック&自己否定脱出法←今回はココ
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    人と比べて落ち込む 嫉妬をチャンスに変える成功の法則
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    3日坊主ぐせが変わる 理想の自分に近づく習慣化のコツ
  • 4
    否定されるのが怖い 過去の失敗不安が和らぐノート術
  • 5
    仕事か結婚か 人生の重要な決断ができない人への処方箋
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    明るい未来が思い描けない 明日への活力が湧くワーク

自己肯定感は人生の軸となるエネルギー

 こんにちは、心理カウンセラーの中島輝です。私は普段、自己肯定感を高めたい人や自信をつけたい人に向けて、心の基礎体力を高める方法やなりたい自分に近づく習慣化のコツなどを教えています。企業研修、講演登壇、講座の主宰に加えて、作家としてこれまでに10冊以上の本を出しています。自己肯定感の本はシリーズ累計で45万部超、現在行っている講座では3000人以上に独自のコーチングメソッドを広めてきました。

中島輝(なかしま・てる)
中島輝(なかしま・てる)
5歳で里親の夜逃げという喪失体験をし、9歳ごろからHSP、双極性障害、パニック障害、統合失調症、強迫性障害などに苦しむ。25歳で実家の借金を背負い、パニック障害と過呼吸発作が悪化。その後10年にわたる引きこもり状態の中、独学で学んだセラピー・カウンセリング・コーチングを実践し起業。恩師の死をきっかけに35歳で困難な精神状況を克服した。これまでに1万5000人以上の心理カウンセリングを務め、最長6カ月800人待ち。回復率95%を記録

 私が活動を行う中で、深刻なメンタル不調はないものの、自己嫌悪感や自信喪失、意欲の低下など、「何だか落ち着かない感覚が続いている」という相談をよく受けます。こうした変化は、自己肯定感が高くなったり、低くなったりするものであるという特徴に関係しています。

 自己肯定感は、自分が自分であることに満足し、価値のある存在として受け入れられる、いわば人生の軸となるエネルギー。その高低の動きがあなたの物事の考え方や行動力、判断力に直接強い影響を与えるのです

 私自身、自分に嫌悪感を持ったり、自己否定をしたりした経験が多かったので、引きこもり状態を脱する35歳まで、自己肯定感の研究は人生のテーマそのものでした。独学で学び、自ら実践を繰り返し、その後多くの人に心理カウンセリングを行う過程で実感したことがあります。

 それは、その人が抱えている悩み自体を解決しようとしなくても、自己肯定感を高めるだけで悩みはなくなってしまうということ。この連載を通じて、皆さんの人生の軸が安定し、未来を切り開くお手伝いができたらうれしいです。

 次からは、今の自分の状態を知る「自己肯定感チェック」や、自己肯定感を構成する6つの要素、総量を上げる方法について解説していきます。