こんにちは、心理カウンセラーの中島輝です。今年も残すところあと1週間。2021年を振り返りつつ、来年に向けて新たな抱負や目標を固める時期になりました。今回は、「決意が長く続かない」「志半ばで挫折しがち」な人に向けて、来年の目標実現に役立つ習慣化のポイントを紹介します。

 皆さんは今年立てた計画や目標をいくつかなえることができましたか? 決意をしたその時点では高ぶっていた気持ちが、徐々にトーンダウンしていったり、実際に行動を起こしてみたらその険しい道に心が折れたり……。目標を決めたのは自分であるだけに、「私は意志が弱い」「ダメな人間だ」と自己否定の気持ちが湧き上がってしまった人もいるでしょう。

 一方、気持ちの波や想定外の出来事があっても、ペースを崩すことなく、目標を達成した人もいます。両者を分ける分岐点には、目標の立て方や「自分はやれる」「きっとうまくいく」という自己肯定感(※特に、自己効力感)が関わっています。

「習慣化の敵は、『私には無理』『できる気がしない』という自己効力感の低さ。道半ばで目標を諦めてしまう自分への『がっかり感』は、私自身も繰り返し経験したことがあります」
「習慣化の敵は、『私には無理』『できる気がしない』という自己効力感の低さ。道半ばで目標を諦めてしまう自分への『がっかり感』は、私自身も繰り返し経験したことがあります」

 自分の可能性を信じることができると新しい習慣が比較的スムーズに身に付き、その成功体験がさらに自己肯定感を高めてくれます。意志の強さだけに頼らない習慣化の方法を学び、来年の夢や目標を着実に実現しましょう。

次からは、自己肯定感を高め、新しい世界を広げる習慣化のコツを紹介します!
次からは、自己肯定感を高め、新しい世界を広げる習慣化のコツを紹介します!