「自分を好きになれない」「自信が持てない」「できない自分に落ち込む」といったマイナス思考の癖に悩んでいる人は少なくありません。今年7月に『習慣化は自己肯定感が10割』(学研プラス)を出版した自己肯定感の第一人者・中島輝さんが、負の感情と上手に付き合う方法や人生を前に進める自己肯定感向上のノウハウを教えてくれます。
doorsアカデミー 人生が変わる 自己肯定感のトリセツ
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こんにちは、心理カウンセラーの中島輝です。今年も残すところあと1週間。2021年を振り返りつつ、来年に向けて新たな抱負や目標を固める時期になりました。今回は、「決意が長く続かない」「志半ばで挫折しがち」な人に向けて、来年の目標実現に役立つ習慣化のポイントを紹介します。
皆さんは今年立てた計画や目標をいくつかなえることができましたか? 決意をしたその時点では高ぶっていた気持ちが、徐々にトーンダウンしていったり、実際に行動を起こしてみたらその険しい道に心が折れたり……。目標を決めたのは自分であるだけに、「私は意志が弱い」「ダメな人間だ」と自己否定の気持ちが湧き上がってしまった人もいるでしょう。
一方、気持ちの波や想定外の出来事があっても、ペースを崩すことなく、目標を達成した人もいます。両者を分ける分岐点には、目標の立て方や「自分はやれる」「きっとうまくいく」という自己肯定感(※特に、自己効力感)が関わっています。
自分の可能性を信じることができると新しい習慣が比較的スムーズに身に付き、その成功体験がさらに自己肯定感を高めてくれます。意志の強さだけに頼らない習慣化の方法を学び、来年の夢や目標を着実に実現しましょう。