連載第3回では、日本初のパーソナライズシャンプーとして、注目を集めている「MEDULLA」にフォーカス。2018年に誕生後、リニューアルを経て、現在では約21万人のユーザーに支持されているそう。「シャンプーをカスタマイズする」という新発想のMEDULLAの特徴や開発の背景についてSparty(スパーティー)の新規事業責任者、横塚まよさんに話を聞きました。

自分専用のヘアケア製品がカスタマイズできるってホント?

 今年の12月、西村康稔経済再生担当大臣により、再びテレワークの推進が要請されました。今後もオンラインによるミーティングや飲み会、婚活などが続きそうですね。

 オンラインでのコミュニケーションが主流になった今、「オンライン映え」する見た目対策も大事になってきましたが、気を配りたいのはメイクやファッションだけではありません。オンラインでもリアルでも、相手に好印象を与えるには、表情や服装に加えて「髪」も重要なポイントになるって、知っていましたか? 

 今年3月からテレワークを続けている日経doors編集部のNは、オンライン会議の前にメイクこそするものの、ヘアセットは後回し。開始直前になって慌てて髪を結び、浮き毛がぴょんぴょん出ている状態で会議に挑み、同僚に「寝起き?」(違います)と突っ込まれたことも……。1日中暖房が入った部屋で仕事をしているので、肌同様、髪も乾燥ダメージを受けているのかもしれません。

 髪の毛も外の冷たい空気や暖房などの空調からダメージを受けると、乾燥が進み、パサついたり、広がったりしてまとまりにくくなりがちです。シャンプーやトリートメントでケアをしていても、なかなか髪の悩みは解消しないことが多いですよね。

 そこで今回は、テクノロジーを活用して、個々の髪質に合ったヘアケア製品を提供しているSparty(スパーティー)の新規事業責任者、横塚まよさんに取材を実施。2018年に日本初のパーソナライズシャンプーとして誕生した「MEDULLA(メデュラ)」について、話を聞きました。

Sparty(スパーティー)の新規事業責任者、横塚まよさん。「現在のユーザーは約21万人(2020年11月時点)。個々の名前入りの処方箋を付けてお届けしています」
Sparty(スパーティー)の新規事業責任者、横塚まよさん。「現在のユーザーは約21万人(2020年11月時点)。個々の名前入りの処方箋を付けてお届けしています」