毎週水曜日にTBSの報道番組「Nスタ」のレギュラーとして出演し、コメント力にも注目が集まるビビッドガーデン社長の秋元里奈さん。Twitterでも、「食べチョク」の最新情報などを、毎日頻繁に発信。もともと持っている伝える力を発揮しているように見えますが、「実は、熱意が伝わらない起業家だった」と言います。

 こんにちは。最近ようやく、テレビ出演に少しずつ慣れてきた秋元です(編集部注:秋元さんはTBSの報道番組「Nスタ」の水曜レギュラーコメンテーター)。

 意外に思われるかもしれないのですが、私は超がつくほどの「伝え下手」でした。特に伝わりにくいのは「熱量」です。

 事業について熱く語っているつもりでも、本気度がなかなか伝わらないジレンマをずっと感じていました。

 スタートアップが集まるピッチコンテストに出場しても、「他の起業家の皆さん、プレゼンうまいなぁ。私が一番下手だ……」と落ち込むこと多々あり。

 もともと理系だからか、ロジカル重視で淡々と話す癖があるからか、冷めた印象を与えてしまうようで、「あんまりやる気なさそうだね」「今言ったこと、本気でやりたいと思っているの?」と残念なリアクションが返ってきたことも一度や二度ならず。

 創業当初は、差別化の方向性に迷走し、ワンピースを着てネイルを塗り、農家さんに「そんなんじゃ、畑に入れないよ」と一喝されたこともありました。

 どうしたら私の本気は伝わるのかと、ずーっと悩んでいたのですが、あるきっかけで一発逆転! 「熱い起業家」というイメージへと転換することができたのです。

 そのきっかけとは……