2020年、「ばく進」を続けた秋元里奈さん。事業に夢中で時間を忘れて仕事に没頭する中で、意識的に始めたことがあると言います。それは、視野が狭くならないように、もっと思考を深められるようにしている2つのルーティン。多忙を極める秋元さんだからこそ、どうやってその時間を捻出しているのかについても教えてもらいました。

 2020年は私にとって「爆走」の1年になりました。

 コロナ直撃で止まらない生産者さんの悲鳴に少しでも応えたくて、全力で走ってきました。私だけじゃなく、メンバー全員で脇目も振らず。

 もともと熱くなりやすいタイプの私がより一層、事業に夢中になった1年。1秒たりとも、事業のことを忘れたことはないと言い切れます。

 でも、だからこそ、意識しないといけないと感じたことがあります。あえて事業から少し目線を外して、広く世の中を見渡してインプットしようという思いです。

「ひたすら事業にのめり込んでしまいがちな私にとって、目線を外すインプットが必要だと気づいたんです」
「ひたすら事業にのめり込んでしまいがちな私にとって、目線を外すインプットが必要だと気づいたんです」

 気づきのきっかけは、半年ほど前に参加したスタートアップ経営者が集まるカンファレンス。