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東大テックガレージ流 人脈マネジメント術

内向的な人のネットワーク作りは「貢献」が一番のコツ

テイクよりもギブの精神で動くことが、結果的に一番効果的なつながりを生む

自分のキャリアを形成していく上で、ビジネススキルの向上より大切なもの、それが「人脈」です。コミュニケーションに自信がない内向的な人でも始められる人脈マネジメント術について、東京大学で教べんをとる馬田隆明さんに教えてもらいます。今回のテーマは「内向的な人のつながりの作り方」です。「今回の人脈術骨子」を記事末にまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

 第1回(成功は個人の能力よりネットワークに左右される)では、人とのつながりがキャリアを開くことをお伝えしました。新しいつながりを作ることよりも、既にあるつながりを大切にすることから始めてみることをお勧めしましたが、第2回では新しいつながりの作り方に焦点を当てて、内向的な人たちがどうすればいいかについて考えてみたいと思います。

消費ではなく、何かを作ることで人は集まる

 私は東京大学で講師もやっていますが、学生たちを見ていると、新しいつながりを作るコツは決して「外向性」や明るさだけではないことに気付きます。内向的な性格のように見える学生たちが、新しいつながりを作りやすくなるタイミングがあるのです。それは、彼らが「作ったものを誰かに見せる」ときです。

 他人の性格や特徴は、外から見ているだけではうかがい知れないことが多いもの。そんなとき私たちは、その人が作ったものという「目で見えるアウトプット」を介することで、その人の考えていることや特質を少しだけ知ることができます。

 例えば、作ったものを見れば、作った人が何に興味を持っているのかを知ることができるでしょう。ソフトウェアを作ったのであればその人のスキルが分かりますし、同人誌を書いたのであればその領域に対する愛の深さを示してくれます。週末に蕎麦を蕎麦粉から作ったのであれば、「なんでそこまでやるの?」と聞いてみたくなるのではないでしょうか。

 ただ消費だけをするのではなく、ほんの少しでも生産側に回ってみること、何かを作ってみることは、その領域に深い興味を持っているというシグナルになります。決して上手である必要はありません。

 学生たちが作ったものを少しだけ見せ、その周りに多くの人が集まる場面を私は何度も見てきました。そして質問が交わされ、同じような興味を持つ知人の紹介が始まり、1人の学生を中心に新たなつながりが生まれていきます。そうすることで、内向的な学生であっても新しいつながりを作る機会を得ることができるのです。

 それに内向的な人は、1人の時間を大切にすることができます。その時間をうまく使えば、何かを作ることもできるはずです。そして作ったものを披露することは、最初は恥ずかしいかもしれませんが、あなた自身を知ってもらうきっかけにもなるのです。

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