やれ男子は草食になった、やれデート代もワリカンが普通……など色々言われる昨今ですが、実際のところどうなのでしょうか? 今ドキ男子の生態や考え方を直接聞いてしまおう!という趣旨でスタートした本連載。今回も、等身大のdoors男子(若い独身男性)たちに、doors編集部唯一の男性記者(既婚)がファシリテーターとなり、男同士のぶっちゃけ本音トークの座談会を開催しました。今回は後編です。

上編 20代男子の本音「彼女は欲しいがいなくても満足」
下編 セックスはしたいけれど人間関係は面倒? ←今回はココ

木村 徹(きむら・とおる)さん(左・仮名)
人材サービス業(営業)
26歳。社会人3年目。学生時代からやっていたバスケットボールを今も続けながら、OBとして後輩に指導も行う。また、大学ではアカペラサークルにも所属。現在も2つのバンドを掛け持ちしている。付き合って1年弱の彼女がいる。

國井祐吾(くにい・ゆうご)さん(右)
不動産業(営業)
27歳。元野球部で、休みの日は草野球をやったり友だちと飲みに行ったりして過ごす。現在特定の彼女はいない。

セックスはしたい! けれど…

日経doors編集部(以下、――) ここからはちょっと突っ込んだ話を伺いたいのですが……女性とお付き合する上で、セックスはどれくらい重要でしょうか?

木村さん(以下、木村) 大事だとは思いますが、社会人同士だと時間が合わなくて難しいことも増えますよね。

國井さん(以下、國井) 僕は男女関係においては大切だと考えています。

―― 好きか嫌いかで言うと?

國井 好きです(笑)。そういえば、「二股、三股かけている」という知り合いが数人います。

木村 本当にいるんだ、そういう人! そんなにモテるってすごいですよね。

國井 いや、モテるというよりは、それだけ自分から積極的にアプローチしているんです。言ってみれば「打席に多く立つ」感じですね。

木村 なるほど(笑)。付き合わずに関係だけ持っているという友人の話を聞いたことはあるけれど、二股三股かけているという人には出会ったことがないですね。

―― 草食化していると言われていても、まだ20代だと「セックスに興味がない」という人は少ないのでしょうか。

木村 興味がないわけではないけれど、そこに至るまでの人間関係を築くのが面倒という人は一定数いると思います。

―― 面倒というだけではなく、女性に拒絶されて傷つきたくないという人もいるのでしょうか。

木村 恋愛の失敗って、すべて自分に返ってくるような気がするんです。仕事上の失敗は「資料が分かりづらかった」「準備不足だった」とか、他の理由も見つけられるけれど、恋愛は全部自分のせいだと思って反省してしまう。だから傷つきたくないから踏み出さない、という気持ちも分かります。