やれ男子は草食になった、やれデート代もワリカンが普通…などいろいろいわれる昨今ですが、実際のところどうなのでしょうか? 今どき男子の生態や考え方を直接聞いてしまおう!という趣旨でスタートした本連載。初回特別編として、婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」の初代バチェラー、久保裕丈さんにdoors編集部唯一の男性記者(既婚)が男同士の単独インタビュー。若くて見た目がよく、経済力も教養もコミュニケーション能力もある、いわゆる「ハイスペ男性」の久保さん。そんなハイスペ男性は女性とのお付き合いや結婚、果てはSEXについてどう考えているのか、ズバッと聞きました。

上編 初代バチェラー久保裕丈 結婚は目的ではなく手段 ←今回はココ
下編 バチェラーに聞く「ハイスペ男子」が結婚したい女性とは

「結婚自体は男女が二人で生きるための手段」と語る久保裕丈さん
「結婚自体は男女が二人で生きるための手段」と語る久保裕丈さん

人生の選択は「ワクワクできるかどうか」で決めてきた

日経doors編集部(以下、――) 久保さんは2017年に「バチェラー・ジャパン」に出演し、イケメン、高学歴、若手起業家というハイスペックさが大きな話題を呼びました。東京大学を卒業して外資系コンサル会社に入社、その後は起業、売却、また起業と、実に華々しい経歴をお持ちです。ご自身の半生を振り返ってみて、「思い通りにいっている」という感覚はありますか?

久保裕丈さん(以下、久保) 僕の人生の選択は極めてシンプルです。「そっちを選んだときに、どれくらい自分がワクワクできるか」ということだけ。世の中の役に立つ、喜ばれるようなことをやってみたいと常に考えています。「こっちのほうが面白そうだな」と考えて動いた結果、恵まれたキャリアができてきました。悪くない人生だと思っています。

 東大、コンサル出身という経歴に、特に価値を感じているわけではないんですけどね。ただ、肩書って便利だなとは思います。

―― 番組出演を経て、女性に対する見方、考え方に変化はありましたか?